 |
 |
 |
 |
第19回鎌倉検定試験１級
４択式マークシート方式の問題
その１
|
|
| １．次の各問いについて，最も適当なものを1 ～ 4 から選びなさい。 |
| （１） | 写真の行事で町内を練り歩く面掛十人衆に含まれないのはどれか。 |
| １ | 烏天狗 |
| ２ | 福禄寿 |
| ３ | 鼻長 |
| ４ | 寿老人 |
| 写真は坂ノ下御霊神社の例大祭の面掛行列。 爺・鬼・異形・鼻長・烏天狗・翁・火吹男・福禄・阿亀・女の面を付けた十人衆の行列が星の井通りを練り歩きます。 |
答 ４
| 氏子たちが付ける面は、明和５年銘（１７６９年）の１０種類の面で、面掛行列は１９７６年（昭和５１年）に神奈川県の無形民俗文化財に指定されています。 |
| （２） | 写真の行事で供養される人物の墓とされるものはどれか。 |
| １ | 明王院裏山にある層塔 |
| ２ | 東光寺跡にある層塔 |
| ３ | 極楽寺坂の石塔群にある七層塔 |
| ４ | 深沢小学校裏手のやぐらにある五輪塔 |
| 写真は建長寺の三門梶原施餓鬼会。 梶原景時の亡霊を弔うために始められました。 |
答 ４
梶原景時の墓| 梶原景時は、御家人６６人の糾弾を受けて鎌倉を追放され、１２００年（正治２年）正月２０日、上洛途中の駿河国で討死しました。 深沢小学校裏のやぐら内にある四基の五輪塔は、景時一族の墓と伝えられています。 |
梶原景時終焉の地（静岡市梶原山）
| 梶原山の碑に刻まれている「鎌倉本體の武士 梶原景時終焉之地」は、鎌倉の建長寺管長の筆。 |
| （３） | 境内に写真の建築物がある寺院に寺宝として残るものはどれか。 |
| １ | 徳川光圀寄進の千手観音像 |
| ２ | 平宗盛が最後まで持っていたものと伝わる赤旗 |
| ３ | 徳川慶喜による写経「撰法華経」 |
| ４ | 「頼朝戦評定所」の石碑 |
| 写真は瑞泉寺の本堂（仏殿・大雄宝殿）。 堂内に置かれている千手観音像は、徳川光圀が寄進したものと伝えられ、かつては偏界一覧亭に置かれていたのだといいます。 平宗盛の「平家の赤旗」は補陀洛寺、「頼朝戦評定所」の石碑は大巧寺。 徳川慶喜の写経「撰法華経」は妙本寺にあるようです。 |
答 １
瑞泉寺本堂（大雄宝殿）
| （４） | 2025年（令和7）に新たに鎌倉市の指定有形文化財に登録された『絹本著色 三千仏図 一幅』はどこの寺が所有しているものか。 |
| １ | 建長寺 |
| ２ | 円覚寺 |
| ３ | 光明寺 |
| ４ | 浄光明寺 |
| 「三千仏」（さんぜんぶつ）とは、過去・現在・未来の三つの世に、それぞれ千体ずつ出現するとされる仏。 浄光明寺の三千仏図は、南北朝期から室町期の作とされ、中央に三世仏、周囲に二千体を超える小仏が描かれています。 |
答 ４
三千仏図| （５） | 50作品目となる今年の鎌倉納涼うちわの絵柄を描き下ろした日本画家はだれか。 |
| １ | 川又聡 |
| ２ | 神戸勝史 |
| ３ | 野口満一月 |
| ４ | 中島千波 |
答 ４
| （６） | 2024年（令和6）から集合住宅の建設現場で行われた発掘作業で，貴重な鎌倉時代中期の主要路と見られる石敷きの遺構と木組みの側溝が発見されたが，この建設現場は何に面しているか。 |
| １ 鎌倉彫会館 ２ 鎌倉市川喜多映画記念館 ３ 鎌倉日蓮堂 ４ 鶴岡八幡宮鶴岡文庫 |
答 ２
| ２０２５年（令和７年）、鎌倉市川喜多映画記念館に面する集合住宅の建設現場で、窟小路の石敷の遺構や、直交する南北路の遺構が発見されています。 |
| （７） | 源頼朝の妻北条政子が居住し，政子の死去に伴い，遺骸が荼毘にふされたとされるのはどこか。 |
| １ | 勝長寿院 |
| ２ | 永福寺 |
| ３ | 鶴岡八幡宮寺 |
| ４ | 壽福寺 |
| 壽福寺や安養院には北条政子の墓がありますが・・・ 『吾妻鏡』によると、政子は１２２５年（嘉禄元年）７月１１日に死去し、午後８時頃、勝長寿院の御所で火葬されています。 |
答 １
| 北条政子の死北条政子の前に現れた伊賀の方の怨霊 |
 政子五輪塔（壽福寺） |
 政子宝篋院塔（安養院） |
| 壽福寺は、１２００年（正治２年）、政子が頼朝の父義朝の旧蹟に、我が国臨済宗の開祖栄西を招いて開いた寺。 安養院は、１２２５年（嘉禄元年）、政子が頼朝の菩提を弔うために建てた長楽寺を前身とする寺。 |
| （８） | 1226〜1227年（建保4〜5）ごろに，3代将軍源実朝に命じられ，宋へ渡るための巨大な船を由比ヶ浜で建造したとされる人物はだれか。 |
| １ 運慶 ３ 往阿弥陀仏 |
２ 陳和卿 ４ 成朝 |
| 源実朝が造船を命じたのは、奈良東大寺の大仏鋳造や大仏殿の建設に携わった宋国の工人陳和卿。 成朝と運慶は奈良興福寺を拠点としていた奈良仏師。 成朝は源頼朝に鎌倉へ招かれ、勝長寿院の阿弥陀仏を造立しています。 運慶は、北条時政の願成就院、和田義盛の浄楽寺の造仏をはじめ、源実朝の持仏堂の釈迦如来、 北条義時の大倉薬師堂の薬師如来、北条政子の依頼による勝長寿院の五大尊像の造立に携わりました。 往阿弥陀仏は和賀江島の築港に携わった僧。 |
答 ２
| （９） | 鎌倉時代末期に新田義貞らにより鎌倉が攻められた際に，一番激しい戦場となったのはどこの辺りか。 |
| １ 十二所 ３ 稲村ヶ崎 |
２ 極楽寺 ４ 由比ヶ浜 |
| １３３３年（元弘３年）５月８日、新田荘の生品神社で討幕の挙兵をした新田義貞は、５月１８日に鎌倉攻めを開始し、仮粧坂、極楽寺坂、巨福呂坂から攻め入りました。 |
答 ２
| （10） | 15世紀後期の鎌倉の様子を示した絵図は何か。 |
| １ | 『浄光明寺敷地絵図』 |
| ２ | 『極楽寺境内絵図』 |
| ３ | 『相州鎌倉之本絵図』 |
| ４ | 『善宝寺寺地絵図』 |
善宝寺地図| 善宝寺地図（絵図）は、第１８回２級に初登場。 この地図には善宝寺の場所と段葛・大町大路・米町・夷堂などが描かれています。 それからすると、善宝寺は、教恩寺が建てられている周辺にあった寺と考えられます。 |
答 ４
| （11） | 江戸時代に，多くの人たちが鎌倉・江の島方面に訪れるようになるきっかけとなった『東海道名所記』の作者は誰か。 |
| １ 徳川光圀 ３ 浅井了意 |
２ 林羅山 ４ 曲亭馬琴 |
| 『東海道名所記』は、江戸時代前期に浅井了意によって著された仮名草子作品。 |
答 ３
| （12） | 江戸時代初期に鎌倉郡内を知行した大河内（松平）正綱が居を構えた地はどこか。 |
| １ 植木 ３ 扇ヶ谷 |
２ 手広 ４ 玉縄 |
| １５９０年（天正１８年）の豊臣秀吉の小田原征伐で開城した玉縄城には、本多正信や松平正綱が入りました。 松平正綱は、徳川家康に仕えた大河内秀綱の次男。 |
答 ４
玉縄城址| 小田原征伐後、家康は玉縄領を松平甚右衛門正次に治めさせました。 正次は、松平正綱の養父。 玉縄城の二伝寺砦跡にある二伝寺には松平正次一族の墓が、久成寺には正次の子で駿河大納言忠長に仕えた甚之助新兵衛の内室の墓があります。 正綱が陣屋を造ったという地には相模陣稲荷神社があります。 |
| （13） | 近世鎌倉の村の基本となった鎌倉十ヶ村のうち，谷合四ヶ村に含まれないのはどれか。 |
| １ 雪ノ下村 ３ 西御門村 |
２ 十二所村 ４ 二階堂村 |
| 「鎌倉十ヶ村」は、德川家康の地域再編によって寺社領として指定された十の村。 「谷合四ヶ村」は、十二所、浄明寺、二階堂、西御門の4つの村。 |
答 １
| （14） | 1861年（文久元）に鎌倉を訪れ，日記に農村のような鎌倉の風景と大仏に驚きながら，将来的には外国人観光客にとって魅力的な町となることを予見した人物はだれか。 |
| １ | ロベルト・コッホ |
| ２ | エルウィン・ベルツ |
| ３ | ロバート・フォーチュン |
| ４ | アーネスト・サトウ |
| 幕末の鎌倉には欧米人が訪れるようになり、英国の植物学者ロバート・フォーチュンは高徳院境内の様子を『江戸と北京』に著しています。 |
答 ３
| （15） | 伯父が瑞泉寺の和尚を務めていたことから逗留したことがあり，境内にはそれを示す碑が残る人物はだれか。 |
| １ 吉田松陰 ３ 勝海舟 |
２ 桂小五郎 ４ 大久保利通 |
| 明治維新の指導者の一人吉田松陰は、１８５４年（安政元年）、下田で密航を企てる直前に、瑞泉寺の住職であった伯父の竹院和尚に会いにきたといわれています。 |
答 １
松蔭吉田先生留跡碑| 瑞泉寺には「松蔭吉田先生留跡碑」が建てられています。 |
| （16） | 鎌倉公方が住職を任命した関東十刹のうち，今も残る鎌倉の寺の組み合わせとして正しいものはどれか。 |
| １ | 報国寺・明月院 |
| ２ | 明月院・大慶寺 |
| ３ | 瑞泉寺・大慶寺 |
| ４ | 海蔵寺・報国寺 |
| 「十刹」とは、五山に次ぐ格式の禅寺。 今も鎌倉に残されているのは瑞泉寺と大慶寺。 |
答 ３
本朝十刹第一位（明月院門前の碑）
| 十刹の成立は鎌倉時代末と考えられています。 室町時代の五山制度改革によって、五山は鎌倉五山と京都五山に、十刹は関東十刹と京都十刹に分けられました。 関東十刹のうち鎌倉の寺院は、禅興寺（廃寺）・瑞泉寺・東勝寺（廃寺）・万寿寺（廃寺）・大慶寺・興聖寺（廃寺）・善福寺（廃寺）・法泉寺 （廃寺）。 |
| （17） | 毎年7月25日に行われる荏柄天神社例大祭で使われる神輿はいつ造られたものか。 |
| １ 鎌倉時代 ３ 江戸時代 |
２ 室町時代 ４ 明治時代 |
| 荏柄天神社の神輿は、かつて二階堂にあった熊野神社に合祀されていた八雲神社のもの。 １６９２年（元禄５年）の製作。 |
答 ３
神幸祭| 例大祭は７月２５日ですが、神幸祭は海の日の前日。 |
| （18） | 近年，鎌倉十三仏詣が注目されているが，中国で唐の時代に流行した「十王思想」を日本独自に発展させ，三王（三仏）を加えたものが十三仏詣として定着したのはいつといわれているか。 |
| １ | 平安時代 |
| ２ | 南北朝時代 |
| ３ | 安土桃山時代 |
| ４ | 江戸時代 |
| インドでは、人が亡くなると、七日目ごとに七回の供養が行われ、七七日（四十九日）が過ぎると、死者は生まれ変わるのだと考えられてきたようです。 中国では、唐の時代に十王信仰が成立し、供養日が三回増え、日本では、南北朝の時代に、さらに三回の供養日が増えて、十三仏信仰が成立したのだそうです。 |
答 ２
| （19） | 鎌倉時代末期から南北朝時代が描かれる漫画『逃げ上手の若君』の『若君』が起こした反乱は何か。 |
| １ | 永享の乱 |
| ２ | 享徳の乱 |
| ３ | 霜月騒動 |
| ４ | 中先代の乱 |
| 鎌倉幕府の滅亡後、最後の得宗北条高時の遺児時行は、諏訪盛高（頼重）に連れられ信濃に逃れます。 そして、１３３５年（建武２年）７月、信濃で挙兵して鎌倉に攻め込みました（中先代の乱）。 永享の乱は足利持氏の反乱、享徳の乱の足利成氏の反乱、霜月騒動は安達泰盛が滅ぼされた事件。 |
答 ４
| （20） | 材木座の蓮乗院の本尊阿弥陀如来像はだれの守護仏と伝わっているか。 |
| １ 三浦大介義明 ３ 千葉常胤 |
２ 岡崎義実 ４ 工藤祐経 |
| 蓮乗院は、源頼朝に鎌倉入りを進言した千葉常胤の檀那寺であったといわれ、本尊の阿弥陀如来は常胤の守護仏だったのだと伝えられていますが・・・ 胎内墨書から鎌倉時代後期に造立されたことが判明しています。 |
答 ３
蓮乗院
| （21） | 次の龍口寺輪番八カ寺のうち，最も早い時期に建立された寺院はどれか。 |
| １ 本龍寺 ３ 妙典寺 |
２ 勧行寺 ４ 法源寺 |
| 龍口寺は、日蓮の龍ノ口法難の霊跡に建てられた寺。 龍口寺輪番八ヶ寺は、腰越に六ヶ寺、片瀬に二ヶ寺あります。 腰越の六ヶ寺は、日蓮宗の寺として建立され、最も早いのは、１３０２年（乾元元年）、日行によって開かれた本龍寺。 参考までに・・・ 片瀬の本蓮寺と常立寺は、真言宗の寺を前身としています。 本蓮寺は１１８４年（元暦元年）に源頼朝が再建し、源立寿寺と呼ばれていたようです。 常立寺は、１２７５年（建治元年）に北条時宗によって処刑された元国使らの供養塚（元使塚）が建てられています。 |
答 １
| （22） | 次の国宝のうち，鎌倉時代につくられたものはいくつあるか。 |
| 円覚寺舎利殿 清拙正澄墨蹟 遺偈 一幅 （㈶常盤山文庫） 朱漆弓 一張 （鶴岡八幡宮） 紙本著色 当麻曼荼羅縁起 二巻 （光明寺） 大覚禅師墨蹟 法語規則 二幅 （建長寺） 絹本淡彩 蘭渓道隆像 一幅 （建長寺） 紙本墨画 凍雲篩雪図 浦上玉堂筆 一幅 （川端康成記念会） 梵鐘 建長寺鐘 一口 （建長寺） 紙本淡彩 十便図 池大雅筆 （川端康成記念会） 紙本淡彩 十宜図 与謝蕪村筆 （川端康成記念会） |
| １ ６つ ２ ５つ ３ ４つ ４ ３つ |
| 鎌倉時代のものは、光明寺の当麻曼荼羅縁起、建長寺の法語規則・蘭渓道隆像・梵鐘。 |
答 ３
| （23） | 次の石碑などと揮毫した人物の組み合わせのうち，正しいものはいくつあるか。 |
| ア | 光明寺山門の「天照山」の扁額 －後土御門天皇 |
| イ | 「東身延」の額（本覚寺）－徳川吉宗 |
| ウ | 極楽洞坑門上部の碑文（江ノ島電鉄唯一のトンネル） －曾禰荒助 |
| エ | 御成小学校門標の校名の文字（御成町旧御用邸） －高浜虚子 |
| オ | 円覚寺山門の「円覚興聖禅寺」の額 －伏見上皇 |
| １ ５つ ２ ４つ ３ ３つ ４ ２つ |
| 光明寺山門の「天照山」の扁額は、後花園天皇の直筆。 子の御土御門天皇はお十夜を許可しています。 本覚寺の「東身延」の額は松平定信。 |
答 ３
| 鎌倉検定過去問～東身延の額：五郎入道正宗と松平定信～ |
| （24） | 次の場所と舞台となった映画やドラマ，漫画の組み合わせのうち，正しいものはいくつあるか。 |
| ア | 大町釈迦堂口遺跡 －映画「ツィゴイネルワイゼン」 |
| イ | 北鎌倉駅 －映画「晩春」 |
| ウ | 鎌倉文学館 －映画「それから」 |
| エ | 極楽寺 －映画「海街 diary」 |
| オ | 鎌倉高校前駅 －漫画「ピンポン」 |
| カ | 鎌倉高校前駅 －漫画「SLAM DUNK」 |
| キ | 極楽寺駅 －テレビドラマ「続・続・最後から二番目の恋」 |
| １ ７つ ２ ６つ ３ ５つ ４ ４つ |
答 ２
| （25） | 次の景観重要建築物等とそれに関係する人物の組み合わせとして正しいものはいくつあるか。 |
| ア | 鎌倉文学館 －前田利為 |
| イ | 寸松堂 －後藤俊太郎 |
| ウ | かいひん荘 鎌倉 －菅原通済 |
| エ | 石川邸 －里見弴 |
| オ | 野尻邸 －大佛次郎 |
| カ | 鎌倉市長谷子ども会館 －福島浪蔵 |
| １ ６つ ２ ５つ ３ ４つ ４ ３つ |
| 寸松堂は鎌倉彫の彫師佐藤宗岳の店舗併用住宅として、かいひん荘鎌倉は富士製紙社長の村田一郎の邸宅として建築されました。 |
答 ３
| （26） | 次の文中の下線部のうち，誤りを含むものはいくつあるか。 |
| 大町の八雲神社付近にあった太平寺は，1282 年（弘安5）ころ，相模出身の女・天秀尼が釈迦如来像を祀り，8代執権北条時宗の招きにより元から来朝した兀庵普寧を導師として仏殿供養を行ったのが始まりという。 |
| １ ４つ ２ ３つ ３ ２つ ４ １つ |
| 太平寺あったのは西御門の八雲神社付近。 源頼朝が恩人の池禅尼の姪のために建立したとも伝えられていますが・・・ 一般的にいわれる開山は妙法尼で、北条時宗が宋から招いた大休正念を導師として仏殿供養が行われたのだといいます。 |
答 １
| （27） | 次の文中の下線部のうち，誤りを含むものはいくつあるか。 |
| 円覚寺の塔頭正続院は，大慶寺や浄智寺などの住職も務めた56世曇芳周応の塔所である。 境内に夏目漱石の句碑「佛性は白き桔梗にこそあらめ」がある。 漱石は，1894年（明治27）から翌年にかけて，友人の星野天知のすすめで円覚寺の老師釈（洪嶽）宗演 のもとで参禅，この体験をもとに，1910年（明治43）に「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」に連載された小説『こころ』や『夢十夜』を書いた。 |
| １ ５つ ２ ４つ ３ ３つ ４ ２つ |
| 夏目漱石の句碑があるのは帰源院で、第三十八世傑翁是英の塔所。 漱石は菅虎雄の勧めで円覚寺の釈宗演のもとに参禅しました。 その体験は『門』に描かれています。 |
答 ２
| （28） | 次の鎌倉十井に関する記述で正しいものはいくつあるか。 |
| ア | 泉ノ井は，海蔵寺の門前にあり，徳川光圀の『鎌倉日記』には「泉井谷ノ辺ニ潔キ水涌出ル也」と書かれている。 |
| イ | 扇ノ井は，浄光明寺から薬王寺に向かう道の途中にあり，「扇ガ谷」という地名はこの井戸に由来するという説もある。 |
| ウ | 甘露ノ井は，浄智寺の総門横の小さな石橋の脇にあり，この井戸の水は蜜のように甘く，不老不死の効能があると言われていた。 |
| エ | 鉄ノ井は，小町通り北の端，鶴岡八幡宮に通じる道の角にある。井戸を掘ったとき，鉄でできた地蔵の頭が出てきたことから鉄ノ井と呼ばれるようになった。 |
| オ | 銚子ノ井は，材木座から小坪に抜ける海際の道沿いにあり，弓矢の名人であった源為朝が大島から放った矢がこの井戸に落ちたという伝説が残る。 |
| カ | 瓶ノ井は，明月院境内にあり，別名，「甕ノ井」ともいわれる。 |
| キ | 星ノ井は，極楽寺切通の登り口にある。鎌倉の歌枕「星月夜」は，この辺りの谷の名である星月夜ヶ谷からきているといわれる。 |
| ク | 棟立ノ井は，覚園寺の薬師堂の背後の山際にあり，忍性がこの地に滞在したときに井戸を掘り，ここから閼伽水を汲んだという言い伝えがある。 |
| １ ７つ ２ ６つ ３ ５つ ４ ４つ |
| 泉ノ井は浄光明寺の先にある井戸。 鉄ノ井から出てきたのは鉄観音像の頭で、現在は東京人形町の大観音寺の本尊となっています。 源為朝の矢が落ちたのは材木座にある六角ノ井。 覚園寺の棟立ノ井は弘法大師が掘った井戸と伝えられています。 |
答 ４
| （29） | 写真の扁額が山門に掲げられている寺院の境内図はどれか。 |
| １は英勝寺で山号は東光山、２は龍寳寺で山号は陽谷山、３は常楽寺で山号は粟船山、４は長壽寺で山号は宝亀山。 |
答 ２
| ４択式マークシート方式その２ |
第１９回１級トップ
（３級・２級・１級の問題と解説）
| ★鎌倉検定の受検お申し込みは 鎌倉商工会議所ホームページへ |
（鎌倉情報トップ）
|
|