鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉のアジサイ 鎌倉あじさい物語



蓮 乗 院
〜光明寺の支院〜

編集:yoritomo-japan.com








光明寺蓮乗院


 光明寺山門の右手にある蓮乗院は、光明寺の支院。

 本尊は阿弥陀如来。

 鎌倉観音巡礼第19番札所(十一面観世音)。

 もとは蓮乗寺という真言宗の寺だったが、光明寺が佐助から材木座に移転した以後、蓮乗院として光明寺の一院となった。

 光明寺落成までの間、然阿良忠が滞在したことから、光明寺の新しい住職は、いったんこの寺に入ってから入山するという。

 本尊の阿弥陀如来立像は、源頼朝の重臣千葉常胤の守護仏と伝えられてきたが、胎内墨書から鎌倉時代後期に造立されたことが判明している。

 蓮乗院は、弁谷に屋敷があった千葉常胤の檀那寺であったといわれている(寺紋は月星)。



〜鎌倉市指定文化財〜

 本尊の阿弥陀如来立像は、1299年(正安元年)に大仏師播磨法橋宗円(そうえん)が造立したもので鎌倉市の文化財に指定されている。

 両脇侍像は後の作とされてきたが、2020年(令和2年)、右脇侍像(勢至菩薩像)は、同時期に制作されたものとして追加指定されている。





〜源頼朝の挙兵と千葉常胤〜

亥鼻公園
リンクボタン亥鼻城址
(千葉市)

1180年(治承4年)8月17日、伊豆国挙兵した源頼朝は、8月24日の石橋山の戦いで大敗し、8月28日、真鶴から船出。

 翌29日、安房国の平北郡猟島に上陸した。

 その頼朝に鎌倉入りを進言したのは、千葉常胤だったのだという。

 亥鼻城は千葉氏の本拠だった城。


 リンクボタン鎌倉入りを進言した千葉常胤



源頼朝鎌倉入り









光明寺蓮乗院
蓮乗院

鎌倉市材木座6−16−15
(光明寺山門横)


光明寺
リンクボタン光明寺

 材木座の光明寺は、後土御門天皇から「関東総本山」の称号を受けた寺。
 10月12日〜15日の間は、夜を徹して念仏や御詠歌を唱える念仏会「お十夜法要」が行われる。


鎌倉市材木座6−17−19
0467(22)0603

鎌倉駅東口から徒歩35分又は
小坪経由逗子駅行バス「光明寺」下車



鎌倉:寺社・史跡めぐり
大町から材木座・小坪

大きい地図を見るには・・・
右上のフルスクリーンをクリック。








鎌倉:寺社・史跡巡り


鎌倉手帳
(鎌倉情報トップ)



鎌倉のアジサイ 鎌倉あじさい物語


紫式部 紫式部年表


鎌倉殿の13人 二代執権北条義時
特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編 特集!「鎌倉殿の13人」鎌倉編


徳川家康 日光東照宮