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大極殿は、平安京の大内裏(平安宮・宮城)にあった朝堂院の正殿。 平安京の入口は羅城門。 そこから延びる朱雀大路の北に正門の朱雀門。 朱雀門を入ると応天門をもつ朝堂院があった。 |
朝堂院は即位の大礼や国家的儀式が行われ所で、大極殿には天皇の玉座の高御座が据えられていた。 その北東に内裏があり、それらを囲むように二官八省をはじめとする役所が建ち並んでいた。 1177年(安元3年)に焼失。 その後再建はされていない。 |
伊勢神宮に奉仕する斎王(斎宮)は、伊勢に赴く際、大極殿で天皇から「別れの御櫛」を挿してもらったのだという。 紫式部の『源氏物語』〜賢木の巻〜には、その様子が描かれている。 斎王は、宮城内に設けられた初斎院で一定期間心身を清め、その後、宮城外の清らかな地として選ばれた「野宮」で心身を清めてから、伊勢に赴いたのだという。 大極殿の西方にある野宮神社は、野宮の地に鎮座する神社で、「賢木の巻」にも描かれている。 |
現在の京都御所は、里内裏の一つだった土御門東洞院殿の地。 南北朝期に北朝の内裏となり、明治天皇の東京行幸まで続いた。 |
平安神宮は、1895年(明治28年)に、平安遷都1100年を記念して朝堂院を8分の5の規模で復元したもの。 拝殿は大極殿を再現したもの。 |
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羅城門は、朱雀大路の南端に建てられた平安京の表玄関で、東西には王城鎮護の東寺と西寺が置かれた。 朱雀門は、大内裏(平安宮)の南に建てられた宮城門(正門)。 |
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