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北 円 堂
奈良:興福寺

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興福寺北円堂


 興福寺の北円堂は、721年(養老5年)、元明上皇と元正天皇が藤原不比等の一周忌に長屋王に命じて創建させた。

 1180年(治承4年)の平重衡による南都焼討によって焼失し、現在の建物は、1210年(承元4年)頃に再建された。

 法隆寺夢殿と同様の八角円堂。

 三重塔とともに興福寺最古の建築物で国宝。





木造弥勒菩薩坐像

 北円堂の本尊木造弥勒菩薩坐像(鎌倉時代)は、1212年(建暦2年)、仏師運慶らによって造立されたもので国宝。

 脇侍は、室町時代の木造法苑林菩薩・大妙相菩薩半跏像。 


銅造阿弥陀如来坐像
リンクボタン銅造薬師如来坐像
(鎌倉:壽福寺)

 北条政子の発願で鶴岡八幡宮の神宮寺に安置されていたという銅造薬師如来像は、その原型は慶派仏師によるものと考えられ、北円堂の木造弥勒菩薩坐像に通じるものがあるのだという。





木造無著・世親菩薩立像
(むちゃく・せいしんぼさつ)

 木造無著・世親菩薩立像(鎌倉時代)は、本尊の木造弥勒菩薩坐像と同時期に、運慶の指導のもとに造立されたもので国宝。



『猪熊関白記』によると・・・

 運慶一門が造立したのは、弥勒仏及び両脇侍像、四天王像、無著・世親像だったという。

 この内、北円堂に残されているのは弥勒仏と無著・世親像のみで、両脇侍像は失われた。

 四天王像については、現在南円堂に安置されている像がそれではないかという説がある。


 東大寺俊乗堂に安置されている「重源上人坐像」は北円堂の木造無著・世親菩薩立像に作風が似ているという。





木造心乾漆四天王立像

 須弥壇の四方に配置されている木造心乾漆四天王立像(平安時代)は、大安寺の四天王像として791年(延暦10年)に造立され、1285年(弘安8年)に修理されているもので国宝。








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興福寺
リンクボタン興福寺

 興福寺は、平城京遷都の710年(和銅3年)に創建された藤原氏の氏寺。
 平安時代には南都七大寺に数えられ、古代・中世を通じて大和国を支配した。


奈良市登大路町48番地

JR奈良駅から市内循環バス「県庁前」下車すぐ。
近鉄奈良駅から徒歩5分。

世界 興福寺は世界文化遺産
(古都奈良の文化財)



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