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紫宸殿(ししんでん)は、内裏の正殿。 天皇の即位・元服・立太子・節会などの儀式が執り行われた。 現在の建物は、1855年(安政2年)に平安時代の建築様式で造営。 明治・大正・昭和三代の天皇の即位の礼は、この建物で執り行われている。 白砂の庭は「南庭」と呼ばれ、紫宸殿前には左近の桜・右近の橘が配されている。 |
紫宸殿内には、天皇の御座「高御座」(たかみくら)、皇后の御座「御帳台」(みちょうだい)が置かれている。 即位の礼で使用されるもので、大正天皇の即位式の際に制作されたもの。 大正・昭和・平成・今上天皇が使用されている。 |
紫宸殿前の建礼門は、京都御所の正門。 即位の礼など紫宸殿で重要な儀式があるときに開かれる。 |
南北朝時代の公卿・洞院公賢の日記『園太暦』(えんたいりゃく)には、1357年(延文2年)3月19日、南庭に桜が植えられ、非常にすぐれた美しさで「鎌倉桜」という名であることが記録されている。
「今日南庭渡栽桜樹、殊絶美花也、号鎌倉云々」 「鎌倉桜」とは、鎌倉の原産の「桐ヶ谷」という桜で、足利尊氏が植えたのだと伝えられている。 |
仁和寺の金堂は、御所の紫宸殿を移築したもので、1613年(慶長18年)の建立。 現存する最古の紫宸殿なのだという。 |
京都府京都市上京区京都御苑3 地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩5分 |
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