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平安神宮は、1895年(明治28年)、平安遷都1100年を記念して創建された。 平安宮(大内裏)の政庁(朝堂院)が8分の5の規模で復元されたもので、平安遷都を行った桓武天皇と、平安京の最後の天皇となった孝明天皇が祀られている。 1976年(昭和51年)、放火によって本殿・内拝殿など9棟が焼失したが、3年後には再建されている。 2010年(平成22年)、大極殿など6棟が国の重要文化財に指定された。 本殿後方から東西に広がる神苑は、小川治兵衛が作庭した池泉回遊式庭園で国の名勝に指定されている。 |
大極殿前に植えられている「桜」と「橘」。 京都御所の紫宸殿の南庭にも東に桜、西に橘が植えられ「左近の桜」、「右近の橘」と呼ばれている。 それぞれの近くに左近衛と右近衛が配陣したためそう呼ばれるようになった。 御室御所と呼ばれた仁和寺の宸殿前や嵯峨御所と呼ばれた大覚寺の宸殿前などにも「左近の桜」、「右近の橘」が植えられている。 |
神苑は、国の名勝指定を受けている回遊式池泉庭園。 |
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794年(延暦13年)、桓武天皇が遷都した頃の平安京は・・・ 南の入口に羅城門。 その東西には王城鎮護の東寺と西寺が建てられた。 羅城門から北へ延びていたのがメインストリートの朱雀大路。 その北端には大内裏の正門・朱雀門、朱雀門を入ると平安宮(大内裏)があった。 |
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平安宮には、中央に朝堂院、その北東に内裏があり、それらを囲むように二官八省をはじめとする役所が建ち並んでいた。 平安宮は、1177年(安元3年)の安元の大火で焼失。 その後は再建されることはなかった。 |
現在の京都御所は、里内裏の一つだった土御門東洞院殿の地。 南北朝期に北朝の内裏となり、明治天皇の東京行幸まで続いた。 |
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京都三大祭の一つ時代祭は、平安神宮の大祭。 京都御所の建礼門院前をスタートした行列が平安神宮を目指す時代絵巻。 |
京都市左京区岡崎西天王町 ・京阪鴨東線 神宮丸太町駅から徒歩約15分 ・京都市営地下鉄東西線 東山駅から徒歩約10分)・京都市営バス 「京都会館・美術館前」(5・32・46・急行100系統)下車、約3分。 |
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