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辻の薬師堂は、本興寺の目の前にある小さなお堂。 廃寺となった真言宗医王山長善寺の薬師堂だった。 長善寺は、奈良時代の神亀年間、染屋時忠が「鷲にさらわれた娘の遺品」が見つかった名越に建立した寺院で、のちに現在の地に移された。 江戸時代には徳川光圀も訪れたという。 堂内にあった「木造薬師三尊及十二神将立像」は鎌倉国宝館に寄託され、現在置かれている薬師三尊及び十二神将立像2躯はそのレプリカ。 |
※ | 染屋時忠は、藤原鎌足の四代目の子孫で、関東諸国の総司令官。 鎌倉最古の甘縄神明神社を建立したといわれる。 |
来迎寺(如意輪観音) 魔の淵のお地蔵さま 妙法寺(鷲の宮) 六国見山(稚児墓) 多聞院(岡野観音) 塔ノ辻 |
辻の薬師堂に伝わる薬師如来立像(県重文)は平安時代のもの。 行基作とも伝えられ、廃寺となった東光寺(現鎌倉宮)の本尊だったとされている(脇侍像は江戸時代のもの)。 また、十二神将立像(県重文)は覚園寺像の原型と伝えられ、鎌倉の十二神将では最も古い(8躯が鎌倉時代のもので、4躯が江戸時代のもの)。 |
※ | 鎌倉国宝館で修復された「薬師三尊及十二神将立像」を拝観することができる。 |
※ | 東光寺は、現在の鎌倉宮が建つ地にあったといわれている。 護良親王が殺害されたことにより廃寺となった(参考:護良親王の墓)。 |
鎌倉市大町2丁目 (本興寺の前) 鎌倉駅東口から徒歩15分 |
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