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京都:大原野神社
〜源氏物語ゆかりの社〜

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大原野神社


 大原野神社は、桓武天皇が長岡京へ遷都した784年(延暦3年)に、皇后の藤原乙牟漏が藤原氏の氏神・春日大社を勧請して祀ったことに始まる。

 そのため京春日と呼ばれる。

 最初の鎮座地は諸説あるが、850年(嘉祥3年)、藤原冬嗣の孫の文徳天皇が現社地に社殿を造営したのだと伝えられる。


祭神

第一殿:建御賀豆智命
(たけみかづちのみこと)
第二殿:伊波比主命
(いわいぬしのみこと)
第三殿:天之子八根命
(あめのこやねのみこと)
第四殿:比賣神
(ひめがみ)


大原野神社





〜『源氏物語』に描かれた
藤原氏の行列〜


 大原野神社を崇敬した藤原氏は、女子が誕生すると、中宮や皇后になれるように祈願し、願いどおりにその地位につくと、行列を整えて参拝することを通例としていたのだという。

 1005年(寛弘2年)、藤原道長の娘彰子が一条天皇の中宮になったときの行列は、目がくらむほどきらびやかで美しいものだったと伝えられている。

 この行列には紫式部も供をし、『源氏物語』〜行幸の巻〜には冷泉帝の行列の様子が描かれている。



紫式部





〜在原業平の歌〜

 清和天皇の皇后となった藤原高子は、876年(貞観18年)、当時の恋人・在原業平と大原野神社を参詣。

 その時、業平は

 「大原や小塩の山もけふこそは 神代のことも思い出づらめ」

 と詠んだのだという。





大原野神社狛鹿 大原野神社狛鹿


 大原野神社の狛犬は鹿。

 祭神の建御賀豆智命(武甕槌命)は、常陸国の鹿島神宮から白鹿に乗って大和国の御蓋山にやって来たのだという。

 のちに山の中腹に建てられた社殿が春日大社の始まり。


春日大社
リンクボタン春日大社









大原野神社鯉沢の池
鯉沢の池

 鯉沢の池は、奈良の猿沢池に真似て造られた。



大原野神社摂社若宮社
摂社若宮社

 若宮社には、天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀っている。



大原野神社瀬和井
瀬和井

 瀬和井(せがい)は、清和天皇の産湯に使われたとも伝わり、多くの和歌に詠まれた清水。



大原野神社もみの木
もみの木

 2018年(平成30年)の台風で折れてしまった樅の木(樹齢約500年)。 

 中に入って木霊のパワーを受けることができる。









大原野神社
大原野神社

京都市西京区大原野南春日町1152

阪急東向日駅・JR向日町駅・阪急桂駅からバス「南春日町」下車、徒歩10分程度



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