|
日吉大社は、平安京の表鬼門に鎮座する社。 全国にある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本社。 平安京に遷都されると表鬼門の鬼門除け・災難除けの社として崇敬され、比叡山に延暦寺が開かれると、天台宗の守護神として崇敬された。 比叡山の僧兵が強訴のために担ぎ出した神輿は日吉大社のものだった。 1571年(元亀2年)、織田信長の比叡山焼き討ちによって焼失。 現在の建造物は1586年(天正14年)から再建されたもの。 |
西本宮:大己貴神(大国主神) 東本宮:大山咋神 |
西本宮 |
東本宮 |
宇佐宮 |
白山宮 |
日吉三橋 |
日吉東照宮 |
日吉大社は、日枝山(ひえのやま(比叡山))の神・大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀っていた社で、後に大己貴神(おおなむちのかみ)が勧請されて祀られた。
比叡山に延暦寺が創建されると、延暦寺の守護神とされ、最澄は日吉大社の神を「山王」と称して信仰(山王信仰)。 |
日吉大社では猿を神使としているが、猿と山王信仰の関係は定かではない。 |
京都御所 |
赤山禅院 |
京都御所の猿ヶ辻や赤山禅院の拝殿屋根にも山王信仰に基づく猿が置かれている。 金網の中に入れられているのは、夜になると暴れだし、いたずらを繰り返したためなのだとか。 |
真如堂 |
京日吉神社 |
真如堂は、藤原詮子の離宮に比叡山の常行堂の阿弥陀如来を安置した際に創建された寺。 真如堂の守護神として勧請された日吉神社の狛猿は「長寿猿」と「子守猿」。 |
後白河法皇が院御所・法住寺殿の鎮守社として祀った新日吉社(新日吉神宮)には阿吽の猿が置かれている。 |
八坂庚申堂 |
日光東照宮 |
お猿のお寺といわれる京都の八坂庚申堂の三猿は「見ざる、言わざる、聞かざる」。 日光東照宮の三猿には「見させない、聞かせない、言わせない」という意味も。 三猿は、第十八代天台座主の良源(元三大師)が詠んだという「七猿の歌」から生まれたとも・・・ 徳川家康も信仰した山王権現(日吉大社)。 日光山の二荒山神社や久能山東照宮には日枝神社が祀られている。 |
庚申の日〜眠ってはならない夜 「庚申待」「守庚申」〜 清少納言の庚申の夜〜『枕草子』五月の御精進のほど〜 桜花盛久〜眠っちゃいけない庚申の夜の和歌会〜 |
日吉大社の原点といわれる八王子山(牛尾山)にある牛尾神社と三宮神社。 |
唐崎神社は日吉大社の摂社で、藤原道綱の母の『蜻蛉日記』・藤原道長の『御堂関白記』・藤原実資の『小右記』・紫式部の『源氏物語』にも登場する祓いの霊場。 |
鳥居上部が三角形の屋根が乗った形で、合掌の形を表していることから合掌鳥居とも呼ばれる。 |
滋賀県大津市坂本5−1−1 JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩20分 京阪石山坂本線「坂本駅」から徒歩10分 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|