紫式部「光る君へ」


清少納言の庚申の夜
『枕草子』
~五月の御精進のほど~



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 『枕草子』によると・・・

 5月の庚申の夜が更ける頃、藤原伊周が女房たちに歌を詠ませたが・・・

 清少納言は中宮・藤原定子から「詠まなくてよい」という許可を受けていたのだという。

 この歌会で定子から清少納言に贈られた歌が

 「元輔が 後といはるる 君しもや 今宵の歌に はづれてはをる」

 (有名な歌人・清原元輔の娘のあなたなのに、今宵の歌会には参加しないのね)

 清少納言は、

 「元輔の娘といわれない身であれば、まっさきに詠みます。

 父の名誉に遠慮する事情がなければ、詠めと言われなくても千首もの歌が口から出てくるでしょう」

 と申し上げたのだとか。



リンクボタン庚申の日~眠ってはならない夜 「庚申待」「守庚申」~





~三猿~

 庚申の使いは猿。

 悪事を見ない、聞かない、話さない!

 三猿は、謹慎の態度を示すものなのだとか。



八坂庚申堂の三猿
リンクボタン八坂庚申堂の三猿

 八坂庚申堂は、傾いた八坂の塔を法力で元通りにしたという浄蔵貴所の創建と伝えられる日本最古の庚申堂。



日光東照宮の三猿
リンクボタン日光東照宮の三猿

 日光東照宮三猿には「見させない、聞かせない、言わせない」という意味も。

 三猿は、第十八代天台座主の良源(元三大師)が詠んだという「七猿の歌」から出てきたとも・・・



須磨寺の五猿
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 紫式部『源氏物語』ゆかりの須磨寺の猿は五猿




七猿歌










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