鎌倉手帳(寺社散策)



令和の洪鐘祭 祭礼行列 2023/10/29


編集:yoritomo-japan.com








洪鐘祭



 2023年(令和5年)10月29日(日)、令和の洪鐘祭が開催されました。

 建長寺八雲神社の神輿が到着すると、車に乗せられた張子の洪鐘やお囃子などがスタート。

 小袋谷交差点で本隊と合流して円覚寺までパレードしました。



洪鐘祭
建長寺出発

 張子の洪鐘は、電源を入れると所々が光る仕組みに。

 リンクボタン張子の洪鐘



洪鐘祭

 有風亭の青木登さんの人力車には円覚寺の官長。



洪鐘祭



洪鐘祭





洪鐘祭
本隊と合流

 祭礼行列の参加者は、張子の洪鐘、大神輿、お囃子、面掛行列、稚児行列、僧侶神職など600人超。



洪鐘祭



洪鐘祭


 円覚寺洪鐘は、九代執権北条貞時江の島弁財天に参籠して鋳造に成功したのだといいます。

 それに感謝した貞時は、江の島弘法大師が刻んだと伝えられる弁財天を円覚寺の鎮守として祀ったのだと伝えられています。



洪鐘祭


 江の島囃子は、7月の八坂神社の祭礼「江の島天王祭」で行われる祭囃子。

 神奈川県指定の無形民俗文化財。



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭


 八雲神社の獅子頭と方角を司る神・青竜(東)、白虎(西)、朱雀(南)、玄武(北)。



洪鐘祭



洪鐘祭


 華やかな装束に化粧をした子どもたち。

 稚児行列には神が寄りつくと考えられてきました。



洪鐘祭


 7月に行われる八雲神社例大祭(神幸祭)で渡御する神輿。

 八雲神社例大祭は、八雲神社と山崎八雲神社(北野神社)の神輿と合流する行合祭。



洪鐘祭


 面掛行列は、八雲神社例大祭で行われもので、洪鐘祭にも参加していました。

 1840年(天保11年)の祭礼行列では、坂ノ下の御霊神社面掛行列の面を模して作り替えられたのだといいます。


令和の洪鐘祭 面掛行列 2023/10/29




洪鐘祭


洪鐘祭 洪鐘祭


 「皇帝万歳 重臣千秋 風調雨順 国泰民安」は、北条貞時江の島参籠を勧めた西澗子曇の銘。

 張子の洪鐘は所々が光る仕組みになっていました。

 リンクボタン張子の洪鐘




洪鐘祭



洪鐘祭


 張子の洪鐘をひく子どもたちがつけているマントは、日下ヒカルさんのデザイン。



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭



洪鐘祭





洪鐘祭
昭和の洪鐘祭



洪鐘祭:円覚寺弁財天祭礼


円覚寺洪鐘祭絵巻









円覚寺
リンクボタン円覚寺

 円覚寺は、八代執権北条時宗が宋の禅僧無学祖元を招いて開かれた。



円覚寺洪鐘
リンクボタン円覚寺の洪鐘

 円覚寺の国宝「洪鐘」は、九代執権北条貞時が七日七夜江の島弁財天に参籠して鋳造が成功したというもの。



江の島
江の島

 江の島は神仏混淆の霊地として信仰を集めた島。

 源頼朝文覚にに命じて江の島に弁財天を勧請し、奥州平泉藤原秀衡調伏の祈祷を行った。



江島神社
リンクボタン江島神社

 江島神社は、奥津宮中津宮辺津宮からなる神社で、江戸時代までは江の島弁財天と呼ばれた。

 辺津宮は源実朝鶴岡八幡宮の供僧・良真に命じて創建。



江の島弁財天
リンクボタン奉安殿

 江島神社辺津宮にある奉安殿には、

 女性の象徴をすべて兼ね備えているといわれる「裸弁財天(妙音弁財天)」と、

 源頼朝文覚に命じて勧請したとも伝わる「八臂弁財天像」

 が安置されている。





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宝物風入 円覚寺舎利殿










円覚寺洪鐘祭


 洪鐘祭は60年に一度開催される円覚寺弁財天の祭礼。



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