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坂東三十三観音は、鎌倉の杉本寺を第一番とする鎌倉時代の初めに開設された三十三箇所の観音霊場のこと。 神奈川県に9ヶ寺、東京都1ヶ寺、茨城県6ヶ寺、栃木県4ヶ寺、埼玉県4ヶ寺、群馬県2ヶ寺、千葉県7ヶ寺。 |
第一番 杉本寺 (杉本観音)
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第二番 岩殿寺 (岩殿観音)
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第三番 安養院 (田代観音)
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第四番 長谷寺 (長谷観音)
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第五番 勝福寺 (飯泉観音)
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第六番 長谷寺 (飯山観音)
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第七番 光明寺 (金目観音)
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第八番 星谷寺 (星の谷観音)
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第十四番 弘明寺 (弘明寺観音)
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坂東三十三箇所は、源頼朝の観音信仰と、源平の戦いで西国に赴いた武者たちが西国三十三箇所の霊場を観たことで、鎌倉時代初期の開設につながったのだという。 その後、観音巡礼は、西国三十三箇所、坂東三十三箇所に、秩父三十四箇所が加わり、百観音巡礼として発展した。 西国三十三箇所の開祖は、大和国長谷寺や鎌倉長谷寺を開いた徳道。 御詠歌は、中興した花山法皇が巡礼の際に木の短冊にしたためた和歌なのだとか。 |
慈光寺は、頼朝が伊豆の流人だった頃から信仰していた観音霊場(坂東札所第九番)。 奥州征伐の際には愛染明王像を贈り、戦勝を祈願させた。 奥州平定後には愛染明王の御供米を贈り、鎮守社の萩日吉山王宮には北条政子の名で田畑が寄進されたのだと伝えられている。 |
1180年(治承4年)10月2日、源頼朝は、三万騎を率いて大井川・隅田川を渡った。 この折、浅草寺で『平氏討滅祈願』を行ったという。 浅草寺(浅草観音)は、東京都で唯一の坂東札所(第十三番)。 |
正法寺(岩殿観音)は、坂東札所第十番。 頼朝が武蔵国比企郡の豪族・比企能員に命じて正法寺を復興させたことで坂東札所の一つに選ばれたのだとも・・・ |
安楽寺(吉見観音)は、坂東札所第十一番。 平治の乱後、頼朝の異母弟範頼が隠れ住んでいた寺と伝えられている。 |
大谷寺の本尊は弘法大師作と伝えられ、日本最古の石仏といわれる千手観音。 坂東札所第十九番。 |
観音信者だった源頼朝〜守り本尊は清水寺から授かった正(聖)観音像〜 |
四万六千日の日に観音さまにお詣りすると、四万六千日間お詣りしたのと同じご利益があるとされている。 |
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