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 光明寺:金目観音
〜源頼朝の祈願所:平塚〜

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光明寺(金目観音)


 平塚の光明寺は、天台宗の寺院で坂東三十三箇所の第七番札所。

 金目観音とも呼ばれている。

 伝えられている話では、702年(大宝2年)、海女が海中から得た観音像を道儀上人が安置したのが光明寺の始まりという。

 1498年(明應7年)に建てられたという本堂(観音堂)は、平塚市最古で県の重要文化財。

 1192年(建久3年)、源頼朝が妻北条政子の御産加持を命じたという祈願所の一つ。


リンクボタン北条政子の安産祈願所

リンクボタン坂東三十三観音〜神奈川県の札所〜





金目観音
聖観音菩薩立像

 本尊の「木造聖観音菩薩立像」は平塚市の重要文化財。

 本堂内の厨子(国重文)に安置され、60年に一度の寅年に開帳されている秘仏。

 厨子は、室町時代のもので典型的な禅宗様式。

 前立の木造聖観音像の胎内銘に明應7年(1498年)とあることから、厨子の造立もその頃と考えられている。





光明寺(金目観音)
仁王門

 金剛力士像は南北朝期のもので県重文。


光明寺(金目観音)
文殊普賢菩薩堂


光明寺(金目観音)
歓喜堂


光明寺(金目観音)
鐘楼

 観音堂内陣に保管されている銅鐘は県重文。





〜後白河法皇の四十九日法要〜

 『吾妻鏡』によれば、1192年(建久3年)5月8日、源頼朝後白河法皇の四十九日法要を勝長寿院で行った際には、金目観音の僧も3名参列している。

 他は、鶴岡八幡宮20人、勝長寿院13人、伊豆山権現18人、箱根権現18人、大山寺3人、高麗寺3人、六所神社3人、岩殿寺2人、杉本寺1人、窟不動1人、慈光寺10人、浅草寺3人、真慈悲寺3人、飯泉観音2人、国分寺3人。








歴史めぐり源頼朝




光明寺(金目観音)
光明寺

平塚市南金目896

小田急「秦野駅」からバス(平塚駅北口行)
JR「平塚駅」からバス(秦野駅北口行)
「金目駅」下車すぐ





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