鎌倉三名鐘

数字で表された鎌倉の名所
鎌倉三名鐘

編集：

　鎌倉三名鐘とは、建長寺、円覚寺、常楽寺の梵鐘をいう。

　戦時中、軍隊によって寺の梵鐘も武器に変わったしまったものも多いが、三名鐘は鋳造当時のものを伝えている。

建長寺梵鐘
（国宝）

円覚寺梵鐘
（国宝）

※	円覚寺の梵鐘は、「洪鐘」（おおがね）と呼ばれる。

常楽寺梵鐘
（国重文）

　鎌倉の梵鐘としては最古のもの。

　現在は、鎌倉国宝館に寄託されている。

～長谷寺の梵鐘～
（鎌倉四古鐘・国重文）

長谷寺梵鐘

　三名鐘に長谷寺の観音ミュージアムに収蔵されている梵鐘を含めると鎌倉四古鐘とも呼ばれる。
　古さでは、常楽寺、建長寺に次ぐもので国重文。

～県指定文化財の梵鐘～

浄智寺梵鐘

　浄智寺の庫裡に保管されている梵鐘は福岡で鋳造され、東京・八戸を経て鎌倉にきたというもの。

　東慶寺の梵鐘は１３５０年（観応元年）の鋳造。

～円覚寺の洪鐘祭～

　洪鐘祭は、円覚寺弁財天の祭礼で、６１年目ごと（６０年に一度）に行われる。

６０年に一度の洪鐘祭

　2023年10月29日、2020年から延期となっていた洪鐘祭が開催された。

～天下の名鐘～

　古くより、「姿（形）の平等院」、「声の園城寺」、「銘の神護寺」、「勢の東大寺」と称されているらしい。

（鎌倉の名所・名数）

（鎌倉情報トップ）