鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉の民俗行事

編集:yoritomo-japan.com







船おろし:1月2日
 坂ノ下海岸で行われる漁村の正月行事。1年間大漁に恵まれ、事故なく漁ができるようとの願いから行われる行事。船には大漁旗が飾られ、海に「みかん」がまかれる。みかんの色が黄金色であることから、その黄金が1年の漁によって返ってくるようにといういわれもあるらしい。腰越では1月4日に「船祝い」が行われる。
 参考:船おろし

船祝い:1月4日
 「船祝い」は、腰越漁港の漁船に大漁旗が掲げられ、一年の豊漁と安全が祈願されます。
 坂ノ下海岸では、1月2日に「船おろし」が行われます。
 参考:船祝い

御判行事:元旦から6日
 鶴岡八幡宮で、元旦から6日までの間に行われる行事。御印を参拝者の額に押し当てて、無病息災や病気平癒、商売繁盛を祈る。
 参考:御判行事

手斧始:1月4日
 大工の仕事始めの儀式。1月4日に鶴岡八幡宮で行われる。源頼朝が鶴岡八幡宮を造るときに、材木座海岸に着いた材木を、職人たちが木遣唄を歌いながら運び、棟梁が手斧をかけたり、墨をひいたりしたことから始まった。舞殿前では、古くから伝えられた建築技術の所作が再現される。
 参考:手斧始式

御弓始(除魔神事):1月5日
 鶴岡八幡宮で行われる新春の悪魔を払いのける神事。もともとは弓の弦の音を響かせて悪魔を払いのけるという弓に対する信仰としての儀式だったようであるが、今では大きな的の裏に「鬼」という字を書いて、それを射ぬいて鬼を払うことから「大的式」とも呼ばれている。
 参考:除魔神事

大注連祭:1月8日
 白山神社で行われる大注連張りの祭。白山神社に祀られている毘沙門天の使いがハガチ(ムカデ)といわれていることから、注連縄に12本の足をつけた大注連(ハガチ)を作って奉納する神事。
 参考:大注連祭

汐まつり:1月11日
 坂ノ下海岸で笹のついた青竹を四方に立て縄を張り、祭壇を作って海の幸や山の幸、御酒などを供える神事。神主によって神楽が舞われ、新しい年の豊漁を願う。材木座では同じく1月11日に「潮神楽」が行われる。
 参考:潮神楽

護摩焚き供養:1月13日
 坂ノ下の虚空蔵堂の護摩供養。本尊虚空蔵菩薩は行基作とされ、鎌倉時代には源頼朝の命により秘仏とされていた(35年に一度だけの開帳でした。)。
 現在は、1月、5月、9月13日の護摩焚き供養の際に開帳されている。
 参考:護摩焚き供養





左義長:1月15日
 正月に家々を訪れた歳神さまが15日未明に帰るための火送り。地方によっては、「さいと焼き」、「どんと焼き」あるいは「だんご焼き」などと呼ばれる。門松や注連縄、古神札を浄火で焚きあげ、火に身体を当てると若返るとも、餅や団子、繭玉を焼いて食べると病気にかからず達者で暮らせるといわれている。
 参考:左義長神事

太子講:1月22日
 鎌倉市内の建築関係者が集まり、護摩を焚いて読経をし、木遣唄が奉納される(宝戒寺)。
 参考:太子講

筆供養:1月25日
 荏柄天神社の祭神で学問の神様として慕われる菅原道真にちなんだ神事。1年間使い古した筆や鉛筆を神前に供え、燃やし、学力向上や字の上達を祈願する。2月8日には「針供養」も行われる。
 参考:筆供養

針供養:2月8日
 荏柄天神社で行われる使い古した針にねぎらいと感謝を込めて行われる祭。針を「軟らかい豆腐」に刺すことで普段の労をねぎらうとともに、裁縫の上達を祈願します。
 参考:針供養

菖蒲祭:5月5日
 鶴岡八幡宮では、「菖蒲祭」が行われ舞楽が奉納される。
 参考:菖蒲祭

草鹿:5月5日
 源頼朝富士裾野の巻狩りの際に、草を束ねて作った鹿を使って稽古したのが始まり。鎌倉宮では古式にのっとり鹿の形をした的を射る神事が執り行われる。
 参考:草鹿

清正公祭:5月5日
 戦国武将加藤清正を祀る妙法寺大覚殿で法要が行われる。
 参考:清正公祭

大祓式:6月30・12月31日
 鶴岡八幡宮鎌倉宮で行われる日々の生活の中で、知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れを祓い去り、心身ともに清らかに立ち返ることを祈る神事。紙の人形に息を吹きかけ、罪や穢れを人形に移してお祓いをしてもらう。無病息災を祈願する茅の輪くぐりも行われる。
 参考:大祓式

七夕祭神事:7月7日
 いもの葉の露で墨をすり、短冊に願いや詩・歌などを書いてササ竹に結んで星に手向ける神事。もともとは「星祭り」といって、稽古事の上達を願ったり、穢れを流すために行われてきた。
 参考:七夕祈願祭






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