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白山神社
=巨大注連縄(大百足)=

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白山神社


 1190年(建久元年)、上洛を果たした源頼朝は、鞍馬寺を訪れた際に、行基作と伝わる毘沙門天像二体のうちの一体を賜った。

 翌年、その毘沙門天像を安置するために建立された毘沙門堂が白山神社の始まりだと伝えられている。

 鞍馬寺が平安京の北東の鎮護であることから、鎌倉の北東に当たる今泉の地に安置されたのだという。

 毎年、1月8日に行われる「大注連祭」(「むかでしめ」といわれている。)では、氏子が藁を持ち寄り、白山神社の守護虫とされる大百足(おおむかで)を模した6メートルもの注連縄が作られ奉納される。


祭神 菊理姫之命



源頼朝の鎌倉幕府と鬼門を守護・鎮護した神仏





大注連祭
リンクボタン大注連祭

 白山神社の注連縄は、通常のものとは異なり、1組15本、合計12組180本の足をつけた「ムカデ」に模したもの。

 毎年1月8日に大注連祭が行われ大注連縄が綯われる。









今泉寺
今泉寺

 白山神社下の今泉寺は、かつての毘沙門堂の別当寺だった。

 昭和のはじめに明月院と合併した後、1983年(昭和58年)に本尊を如意輪観音とする寿福山今泉寺として創建されている。





酔亀亭天廣丸の歌碑
酔亀亭天廣丸の歌碑

 廣丸は今泉で生まれた江戸時代の狂歌師。

 江戸に出て狂歌の道に入る。

 酔亀亭という号のとおり酒好きで、出した歌集の中でも『狂歌酒百首』は、世に知られている。

 金は全て酒に使ってしまい、住んでいた屋敷は雨漏りだらけで、狂歌の会が行われたときには、集まった者が傘をさしながら参加したという話も残されている。


くむ酒は これ風流の 眼なり
月を見るにも 花を見るにも





毘沙門天
木造毘沙門天立像

 平安時代後期の作(県重文)。

 源頼朝が京都の鞍馬寺より移したものと伝えられているが、鎌倉近辺で造立されたものと考えられている。

 9月の例祭のときに開帳されている。



七福神に仕える動物たち





白山神社


白山神社



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白山神社
白山神社

鎌倉市今泉3−13−20

大船駅よりバス:鎌倉湖循環「白山神社前」下車



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