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竹生島神社
(都久夫須麻神社)

~琵琶湖竹生島~

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竹生島神社(都久夫須麻神社)


 竹生島神社(ちくぶしまじんじゃ)は、琵琶湖の竹生島に鎮座する神社。

 正式名称は、都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)。

 一説によると、創建は459年(雄略天皇3年)で、浅井比咩命(あさいひめのみこと)を祀ったことに始まるのだという。


 724年(神亀元年)、聖武天皇の勅命で行基によって竹生島に宝厳寺が建立されると、神仏習合が進み、竹生島明神、竹生島権現、竹生島弁財天社と呼ばれるようになる。

 江戸時代までは宝厳寺と一体化した宗教施設だったが、明治の神仏分離により、寺と神社が分離されている。



竹生島神社(都久夫須麻神社)
本殿

 竹生島神社の本殿は、1602年(慶長7年)に豊臣秀頼が寄進したものと伝えられている(国宝)。

 伏見城の日暮御殿を移築したものとされているが、豊臣秀吉を祀る豊国神社の創建時の社殿を移築したものともいわれる。

 明治の神仏分離までは、大弁才天を祀る宝厳寺の本堂だった建物。



祭神

市杵島比売命
(いちきしまひめのみこと)
宇賀福神
(うがふくじん)
龍神
(りゅうじん)
浅井比売命
(あざいひめのみこと)





天忍穂耳神社・大己貴神社
天忍穂耳神社
大己貴神社


 天忍穂耳神社(あめのおしほみみ じんじゃ)と大己貴神社(おおなむち じんじゃ)は、聖武天皇が来島した際に創建されたと伝えられている。





厳島大神・江島大神
厳島大神・江島大神

 厳島大神は、安芸の宮島に鎮座する厳島神社の祭神。

 江島大神は、相模の江の島に鎮座する江島神社の祭神。

 両神社は、竹生島神社と同じく市杵島比売命を祀っている。



日本三大弁才天

 竹生島神社の祭神・市杵島比売命は、弁才天と同一とされてきた神。

 竹生島神社は、厳島神社・江島神社とともに「日本三大弁才天」として信仰されてきた。

 竹生島は「弁才天発祥の地」と称され、厳島神社と江島神社の弁才天は、竹生島の影響を受けて勧請されたものといわれている。

 毎年、6月10日、竹生島神社では厳島神社と江島神社の分霊を迎えて「三社弁才天祭」が執り行われている。


仏教としての三大弁才天は宝厳寺・大願寺・与願寺。





天忍穂耳神社・大己貴神社
拝殿

 拝殿は、竜神拝所が設けられた絶景ポイント。

 湖面に突き出た宮崎鳥居へと投げる「かわらけ投げ」を楽しめる。


宮崎鳥居
宮崎鳥居

 投げたかわらけが鳥居をくぐれば、願い事が成就する!





寺と神社を繋ぐ渡廊
(神仏習合の名残)


舟廊下
リンクボタン舟廊下

 舟廊下は、宝厳寺観音堂から竹生島神社(都久夫須麻神社)に続く渡廊(重要文化財)。





平経正の竹生島詣

 1183年(寿永2年)、木曽義仲追討の副将軍として北陸道へ下った平経正は、その途中で竹生島へ渡り戦勝を祈願。

 夕刻、琵琶を奏でると白竜が現われたのだとか。



琵琶の名手・平経正の竹生島詣





織田信長の竹生島参詣

 1581年(天正9年)4月10日、竹生島を詣でた織田信長は、安土城内の摠見寺に弁財天を勧請したのだとか。

 その際に起こったのが、安土城の侍女たちを成敗した竹生島事件。



織田信長の竹生島参詣





青葉の笛

 彦根城博物館所蔵の龍笛(青葉の笛)と狛笛は、竹生島から彦根城の十二代当主・井伊直亮に献上されたもの。

 源義経が所持していたものと伝えられ、織田信長も見た笛。

 竹生島には、静御前の所持と伝えられた小鼓の胴もあったのだとか。



竹生島の青葉の笛





竹生島の伽藍を復興させた秀頼は
浅井三姉妹の茶々の子。


浅井氏と竹生島










竹生島神社(都久夫須麻神社)
竹生島神社
(都久夫須麻神社)


滋賀県長浜市早崎町1665


竹生島
リンクボタン竹生島

琵琶湖汽船で、長浜港から35分、今津港から25分



竹生島
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