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京都市平安京創生館に展示されている「源氏物語車争屏風」。 京都市歴史博物館蔵の複製。 紫式部の『源氏物語』~葵の巻~での車争いの場面が描かれています。 |
賀茂祭が行われる4月、賀茂斎院(斎王)の御禊を見物しようと一条通に人々が集まる中で起こったのが・・・ 光源氏の正妻・葵の上と恋人の六条御息所の車が場所を争う事件。 |
京都市中京区聚楽廻松下町9−2丸太町通七本松西入聚楽廻松下町9-2 京都市生涯学習総合センター1階 |
賀茂祭(葵祭)は、賀茂神社の祭礼。 |
賀茂別雷神社 (上賀茂神社) |
賀茂御祖神社 (下鴨神社) |
賀茂神社は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)の総称。 古くより朝廷から崇敬され、794年(延暦13年)の平安遷都後は山城国の一之宮となり、王城鎮護の神として一層崇敬され、802年(大同2年)には正一位の神階を受け、賀茂祭(葵祭)は勅祭とされました。 石清水八幡宮の例祭(石清水祭)・春日大社の例祭(春日祭)と賀茂祭(葵祭)は三大勅祭です。 |
斎王が賀茂祭を主宰していた頃の御禊の儀は賀茂川で行われていたようですが、現在の斎王代の御禊は上賀茂神社と下鴨神社で1年おきに交代で行われています。 |
橋殿 (上賀茂神社) |
井上社 (下鴨神社) |
上賀茂神社の御禊の儀は橋殿の下を流れる御手洗川で、下鴨神社の御禊の儀は井上社前の御手洗川で行われます。 |
賀茂祭を主宰する斎王は、4月の酉の日、賀茂斎院(斎王の御所)を出御して一条大宮で勅使の行列と合流。 下鴨神社と上賀茂神社を参拝し、翌日に賀茂斎院に戻ったのだといいます。 賀茂斎院は、紫野にあったことから紫野斎院とも呼ばれます。 |
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