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鎌倉の夏の風物詩「ぼんぼり祭」。 開催期間は、立秋の前日から8月9日。 鎌倉在住の画家、書家、学者などの著名人が揮毫した「ぼんぼり」(雪洞)が、「夏越祭」・「立秋祭」・「実朝祭」の行われる3日間(年によっては4日間)、鶴岡八幡宮の境内に飾られます。 「ぼんぼり」の掲揚は、源実朝の誕生日に行われる「実朝祭」に書画を奉納したことに始まるのだそうです。 |
日没とともに巫女さんによって、約400点の「ぼんぼり」に明かりが灯されます(午後8時30分頃まで)。 |
2025年の「ぼんぼり祭」 |
鎌倉殿の13人 |
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ぼんぼり祭は、雪洞を掲揚する行事だけではなく、夏越祭・立秋祭・実朝祭という神事も含まれます。 |
1938年(昭和13年)より行われている神事。 ぼんぼり祭は、この夏越祭とともに始まりました。 夏越祭というと6月30日の大祓式で知られていますが、6月30日は現在の暦では7月末から8月上旬。 京都八坂神社の祭礼「祇園祭」では、疫神社での夏越祭が最後の神事となります 鶴岡八幡宮の夏越祭は、源平池畔で古式祓神事が行われた後、茅の輪をくぐり、無病息災を祈ります。 |
1950年(昭和25年)より行われている夏の間の無事を感謝する神事。 神前には神域で育てられた鈴虫が供えられます。 |
1942年(昭和17年)より行われている神事。 8月9日は三代将軍源実朝の誕生日。 白旗神社では、実朝の遺徳を偲ぶ「実朝祭」が行われ、神前には選ばれた俳句や短歌などが献上されます。 「吹く風の涼しくもあるかおのづから山の蝉鳴きて秋は来にけり」 |
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ぼんぼり祭は、1938年(昭和13年)、鎌倉ペンクラブ会長の久米正雄をはじめとする鎌倉在住の名士の協力によって始められました。 夏の鎌倉は、海水浴客で賑わう一方で、神社仏閣を訪れる観光客が少なかったため、文化的な夏の鎌倉を楽しんでもらうため、夏越祭の時期にあわせて始められたのが、「ぼんぼり祭」なのだそうです。 祭典の他に日本舞踊・音楽会・俳句会・短歌会・茶会・華会なども催されます。 各日ともに午後9時には閉鎖される予定です。 |
2025年の「ぼんぼり祭」 |
鎌倉夏の風物詩 |
鎌倉の夏の風物詩は、ぼんぼり祭の他にも。 黒地蔵縁日と四万六千日は、地蔵菩薩と観音菩薩の特別な縁日。 |
覚園寺の黒地蔵縁日は8月10日の午前0時から。 9日にぼんぼり祭を見て、一休みして、黒地蔵をお詣りするのもいいかも。 |
四万六千日は、観音さまの特別な縁日。 杉本寺、安養院、長谷寺は朝早くから開門しています。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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