鎌倉手帳(寺社散策)

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源頼朝のイチョウ
〜浅草寺の御神木〜


編集:yoritomo-japan.com








浅草寺のイチョウ


 浅草寺の御神木の「イチョウ」は、源頼朝が挿した枝が根付いたものと伝えられ、樹齢800年を超える古木。

 1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲によって浅草寺は焼失。

 戦災をくぐり抜けたイチョウにも焼けた跡が残されている。





〜浅草寺と源頼朝〜
(平家討滅祈願)

 1180年(治承4年)8月17日、伊豆国で挙兵した源頼朝

  8月24日、石橋山の戦いで大敗してしまうが、8月29日には安房国へと渡り、軍勢を整え、10月2日に三万騎を率いて太井川(現在の江戸川)・隅田川を渡って武蔵国に入った。

 その折、浅草寺を参拝し、平家討滅祈願を行ったのだと伝えられている。





〜鶴岡八幡宮造営と浅草〜

 『吾妻鏡』によれば、1181年(治承5年)7月3日、源頼朝鶴岡八幡宮造営に際し、鎌倉には然るべく大工がいないため、浅草の宮大工を呼び寄せている。


リンクボタン鶴岡八幡宮の造営





〜後白河法皇の四十九日法要〜

 『吾妻鏡』によれば、1192年(建久3年)5月8日、源頼朝後白河法皇の四十九日法要を勝長寿院で行った際には、浅草寺の僧も3名参列している。

 他は、鶴岡八幡宮20人、勝長寿院13人、伊豆山権現18人、箱根権現18人、大山寺3人、金目観音3人、高麗寺3人、六所神社3人、岩殿寺2人、杉本寺1人、窟不動1人、慈光寺10人、真慈悲寺3人、飯泉観音2人、国分寺3人。


浅草寺のイチョウ








隅田川沿いの源頼朝伝説

源頼朝挙兵

浅草寺と鶴岡八幡宮

歴史めぐり源頼朝




浅草寺
リンクボタン浅草寺

 浅草寺は観音霊場として栄え、坂東三十三箇所の十三番札所となっている。
 観音信者だったという源頼朝も信仰し、平氏討滅祈願を行ったという。


東京都台東区浅草2丁目3番1号

東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)「浅草駅」より徒歩5分








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