鎌倉手帳(寺社散策)

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津田梅子と藤と鎌倉
〜新五千円札の顔と稲村ヶ崎〜

編集:yoritomo-japan.com








新五千円札


 2024年(令和6年)7月3日発行予定の新五千円札の肖像は、津田塾大学を創設した津田梅子。

 裏面は古代から親しまれてきた「藤の花」。

 清少納言は『枕草子』に

 「藤の花は しなひ長く 色濃く咲きたる いとめでたし」

 と書いています。

 紫式部『源氏物語』には、内大臣邸での藤花の宴が描かれています。



藤花の宴



葵祭
リンクボタン葵祭

 葵祭(賀茂祭)の牛車(御所車)には、薄紫色の藤が飾られる。

 葵祭は、清少納言紫式部も見た賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)の例祭。





津田梅子別荘跡
津田梅子別荘跡

 1929年(昭和4年)7月、津田梅子は鎌倉の稲村ヶ崎に移り住むが、8月16日、脳出血のため死去(64歳)。

 梅子の別荘は、レストランとなっている。



鎌倉のフジ





新一万円札


 新一万円札の顔は、近代日本経済の父と呼ばれた渋沢栄一



新千円札


 新千円札の顔は、近代日本医学の父と呼ばれた北里柴三郎。





日本紙幣発祥の地は・・・
紫式部が下向した越前


 1868年(慶応4年)に発行された日本初の全国通用紙幣「太政官札」に使用されたのは越前和紙。

 紙幣の「透かし」は越前和紙の技法の一つで、現在の紙幣にも使われている特殊な技術。

 『源氏物語』を書いた紫式部も使ったのかも・・・



岡太神社
リンクボタン岡太神社
越前和紙の里
リンクボタン越前和紙の里


 岡太神社は、紙祖神の川上御前を祀る古社。

 越前和紙の里では、紙漉き体験・伝統工芸士による紙漉き・越前和紙の資料展示などが催されている。



下向行列
リンクボタン紫式部下向行列
越前和紙の洞窟
リンクボタン越前和紙の洞窟


 「紫ゆかりの館」に置かれている紫式部下向行列の人形・馬・調度などは越前和紙で作られている。

 「光る君へ 越前 大河ドラマ館」が設置されている「しきぶきぶんミュージアム」には越前和紙の洞窟が設けられている。



紫式部と越前国 越前下向:紫式部が通った道










稲村ヶ崎
リンクボタン稲村ヶ崎

 稲村ヶ崎は新田義貞の龍神伝説で知られている古戦場。
 尋常小学校の唱歌「鎌倉」にも「七里ヶ浜の磯づたい稲村ヶ崎名将の剣投ぜし古戦場」と歌われている。

江ノ電「稲村ヶ崎駅」から徒歩5分



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稲村ヶ崎・極楽寺・坂ノ下
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