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鎌倉殿の13人 二代執権北条義時
特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編 特集!「鎌倉殿の13人」鎌倉編



第19回鎌倉検定試験2級
《産業・生活の問題》

編集:yoritomo-japan.com








 産業・生活に関する記述について、最も適当なものを1〜4から選びなさい。


(71) 鎌倉時代に,将軍源頼朝と御家人島津忠久という関係で結ばれ,800年以上を経た現在でも 市民有志の交流が続くなど歴史的な縁が深く,また両市共に美しい海岸線を有しているなどの地理的特徴や,国際観光都市として発展しているなど多くの共通点があることから,2023年(令和5)に鎌倉市と文化・観光交流協定を締結した都市はどこか。


1 鹿児島県鹿屋市
2 鹿児島県薩摩川内市
3 鹿児島県南さつま市
4 鹿児島県鹿児島市


 島津忠久は、薩摩国を本拠地とした島津氏の祖。

 父は惟宗広言で、母は比企尼の長女丹後内侍。

 ただ、源頼朝の御落胤という説が・・・

 頼朝の子を身籠った丹後内侍は、北条政子に殺されそうになり、大阪の住吉大社まで逃れて忠久を産んだという伝説も。

 住吉大社の境内には誕生石が置かれています。

 茅ヶ崎市の「懐嶋山の碑」は胞衣塚とも呼ばれ、丹後内侍が産んだ頼朝の子の胎盤が納められていると伝えられています。

 源頼朝墓の現在の墓塔は、江戸時代に薩摩藩主で頼朝の末裔を称した島津重豪が建てたもの。


答 4





(72) 近年,鎌倉の名産品として人気を博しているシラスは,どのような漁で水揚げされているか。


1 巻き網漁
2 定置網漁
3 船びき網漁
4 刺し網漁


 鎌倉検定では、シラスの他、カツオ(小型定置網)やエビ(刺し網漁)の問題もよく出題されます。


答 3





(73) 鎌倉街道が通り,「信州の鎌倉」ともいわれる,鎌倉市と友好都市(姉妹都市)提携を結んでいる長野県の都市はどこか。


1 長野市
2 松本市
3 上田市
4 飯田市


 鎌倉市が姉妹都市・友好都市提携を結んでいる都市は・・・

 国内では、山口県萩市・長野県上田市・栃木県足利市、海外ではフランスのニース市・中華人民共和国の敦煌市。

 鎌倉市のページ

答 3





(74) 鎌倉彫の原型の一つとされるもののうち,建長寺が所有しているのは何か。


1 屈輪文彫木朱漆大香合
2 黒漆須弥壇
3 初音蒔絵火取母
4 牡丹唐草文前机


 鎌倉彫は、運慶の子康運が宋の工人陳和卿が持ち込んだ彫漆工芸を真似て、東大寺法華堂の仏具を作ったことに始まるのだといわれています。

 建長寺黒漆須弥壇円覚寺牡丹唐草文前机、円覚寺の屈輪文彫木朱漆大香合は、奈良の慶派の仏師たちによって作られたものといわれ、鎌倉彫の原型とされています。

 東慶寺初音蒔絵火取母は、松竹梅と鴬の図柄が入った香炉。

答 2





(75) 鎌倉の観光・交通について,次の説明文の内容に誤りを含むものはどれか。


鎌倉では,公共交通機関の利用を呼びかけ,「鎌倉フリー環境手形」を発売したり, 「パーク&ライド」を導入するなどの工夫をしている。

1930年(昭和5)に,日本最初の自動車専用道路として,大船−江の島間を結ぶ,現在の「市道大船西鎌倉線」が開通した。

「江ノ電」の通称で親しまれる「江ノ島電気鉄道」は,1902年(明治35)に,全国で3番目の電気鉄道として開業した。

湘南モノレールは,1970年(昭和45),大船駅から西鎌倉駅まで開通,その後,南へ延長され,翌年に片瀬の湘南江の島駅まで達した。



 江ノ電は、全国で6番目の電気鉄道として開通し、現在は3番目に古いものとなっています。

答 3










 産業・生活について関連あることがらの組み合わせとして誤っているものを 1 〜 4 から選びなさい。


(76) 産業・生活について関連あることがら

鎌倉市と市民親善都市交流提携
 −ワイマール市(ドイツ)

高価がついた鎌倉のカツオ
 −中世の書物『海道記』

鎌倉市農協連即売所の通称「レンバイ」
 −鎌倉野菜を栽培する畑の通称「七色畑」

現在の鎌倉彫で,鎌倉仏師の流れを継承
 −仏師の宗家「後藤家・三橋家」



 吉田兼好は『徒然草』の中に、「鎌倉の海で揚がるかつおという魚は、昔はたいした魚でもなかったのに、このごろは上等な魚になっている」と記しています。

答 2





 産業・生活について,次の説明文の〔   〕に最も適当なものを 1 〜 4 から選びなさい。


 日本におけるハム製造は,明治時代にイギリス人の〔 (77) 〕が鎌倉郡〔 (78) 〕村で外国人向けに製造したことに始まる。〔 (77) 〕はその製法を秘密にしていたが,地震で工場から出火したとき,村人が消火活動をしてくれたことに恩義を感じて,初めて日本人にハムの製法を伝授した。欧米の諸事情に詳しく,のちに首相となった〔 (79) 〕からサンドイッチの話を耳にした〔 (80) 〕は,1899年(明治32)に大船駅でサンドイッチを販売し,のちに「鎌倉ハム」を設立し,ハム製造を始めた。


 (77)
1 ロバート・フォーチュン
2 ノーマン・フォスター
3 ウィリアム・カーティス
4 ラングドン・ウォーナー

 (78)
1 津
2 深沢
3 腰越
4 川上

 (79)
1 大隈重信
2 黒田清隆
3 伊藤博文
4 松方正義

 (80)
1 諸戸清六
2 後藤俊太郎
3 富岡周蔵
4 久保田久次郎



(77) 3
(78) 4
(79) 2
(80) 3



大船軒の駅弁サンド
リンクボタン日本初の駅弁サンドイッチ

 当初は輸入したハムを使っていたという富岡周蔵の駅弁サンドイッチは・・・

 鎌倉郡川上町でハムの製造を手掛けていたウィリアム・カーティスの技術を手に入れたことで、自家製ハムのサンドイッチとなりました。





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