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知恩院の濡髪大明神の前にある巨大な墓塔は、徳川二代将軍秀忠の長女千姫の墓。 千姫は、豊臣秀頼に嫁ぐが、1615年(慶長20年)、大坂夏の陣で豊臣が敗れると徳川家康の命によ大坂城から救出された。 この時、秀頼の側室の子奈阿姫が処刑されるに際し、千姫は奈阿姫を養女にすることで命を助けた(奈阿姫は天秀尼と号して鎌倉の東慶寺に入っている。)。 その後千姫は、姫路城主本多忠政の嫡男忠刻と再婚するが、忠刻の死により江戸へ帰り天樹院と号した。 1666年(寛文6年)2月6日死去。 |
※ | 江戸でなくなった千姫の葬儀は、小石川伝通院で行なわれ、墓所は伝通院と弘経寺(茨城県常総市)にもある。 |
※ | 鎌倉の東慶寺に入った奈阿姫(天秀尼)は、のちに二十世となり東慶寺を中興している。 |
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知恩院は、法然が開いた浄土宗の総本山。 法然が草庵を結び専修念仏の布教をした所。 江戸時代には徳川家の庇護を受け、現在の大伽藍が完成された。 |
京都市東山区林下町400 市バス206系統「知恩院前」下車徒歩5分 地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩8分 |
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