鎌倉手帳(寺社散策)

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貴船まつり
~貴船神社例大祭~(真鶴町)

編集:yoritomo-japan.com








2025年、海上渡御が8年ぶりに復活!


貴船まつり


 真鶴町の貴船神社の例大祭は、「貴船まつり」・「貴船神社の船祭り」と呼ばれ、宮城県・鹽竈神社の「塩竈みなと祭」、広島県・厳島神社の「管絃祭」とともに「日本三船祭」の一つ。 

 国の無形民俗文化財に指定されている真鶴町の伝統行事。



貴船まつり





貴船まつり
東明丸


貴船まつり
貴宮丸


 飾りを付けた東西2隻の小早船(東は東明丸、西は貴宮丸)、櫂伝馬、はやし船が海上を賑わし、神輿が海上を渡御する勇壮・華麗な祭です。

 「恩返しまつり」とも呼ばれ、真鶴の基幹産業を支える人たちが安寧な暮らしの加護に対する感謝祭でもあるようです。

 町内では鹿島踊りや花山車が練り歩きます。

 小早船と鹿島踊りは漁師たちが、櫂伝馬と花山車は石工や石材運搬船の船乗りたちがその役目を担うとされているのだそうです。



海上渡御


貴船まつり

 宵宮の9:00頃から進水式。

 櫂伝馬の進水に続き、西、東の順に小早船が進水し、お仮殿前の岸壁に神輿船、囃子船、櫂伝馬とともに並びます。

 そして、11:30頃、貴船神社へ向かいます。


貴船まつり

 貴船神社で例大祭が行われ、神輿が108段の石段を駆け下り宮前岸壁へ。


貴船まつり


貴船まつり

 海上渡御が始まると、囃子が一斉に打ち込まれ、一行はお仮殿前の岸壁に向かいます。


貴船まつり


貴船まつり


貴船まつり

 神輿はお仮殿側に到着すると禊の儀式をした後、お仮殿に入御。

 翌日は8:00頃から町内を巡行。

 19:40頃、還御。





貴船まつり



2025貴船まつり

7月25日(金)・26日(土)


 2025年は、花飾りをまとった小早船や神輿船が海上を渡る「海上渡御」が8年ぶりに復活します。


令和7年度貴船まつり主要行事日程




宵宮イベント
ツートン青木とゆかいな仲間たち

7月25日(金)
19:15~
真鶴港岸壁広場

 特別ゲスト:ダイアモンド✡ユカイ。
 地元のよさこいチーム「真鶴ぼんぼんざめ」も










真鶴は源頼朝船出の地
~祭を楽しみながら頼朝めぐり~


真鶴・貴船神社
リンクボタン貴船神社

 1180年(治承4年)、源氏再興の挙兵を果たした源頼朝でしたが、石橋山の戦いに敗れ、真鶴から舟で安房を目指します。

 貴船神社では必勝を祈願した護摩が焚かれたのだそうです。



鵐窟
リンクボタン鵐窟

 真鶴港にある鵐窟は、平家の追手から逃れるため、頼朝が隠れ潜んだという巌窟。

 すぐ横には頼朝観音が祀られています。


頼朝観音
リンクボタン頼朝観音

 鵐窟のすぐ横には頼朝観音が祀られています。



児子神社
リンクボタン児子神社

 児子神社は、頼朝が船出をしたという岩海岸にある社。

 頼朝に従っていた土肥遠平とその子万寿の悲しい伝説が残されています。



真鶴・瀧門寺
リンクボタン瀧門寺

 瀧門寺の五層塔は、万寿を葬った塔なのだとか。



真鶴・岩海岸
リンクボタン源頼朝船出の浜

 頼朝は、岩海岸から安房国へ向けて船出したのだといいます。

 その後、安房国で再起した頼朝は、大軍を率いて鎌倉入りを果たします。



リンクボタン源頼朝も使用した本小松石~頼朝船出の地:真鶴~





源頼朝旗挙鍋も復活した真鶴!

 2025年(令和7年)3月、岩海岸では源頼朝旗挙祭が開催され、源頼朝旗挙鍋が28年ぶりに復活!


源頼朝旗挙祭


源頼朝旗挙鍋









歴史めぐり源頼朝




貴船神社
リンクボタン貴船神社

神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1117

JR真鶴駅から徒歩20分



真鶴で源頼朝
大きい地図を見るには・・・
右上のフルスクリーンをクリック。








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