鎌倉手帳(寺社散策)

運慶 運慶 祈りの空間



実慶の大日如来と納められていた3束の髪
〜修禅寺の本尊〜

編集:yoritomo-japan.com








修禅寺 木造大日如来坐像
木造大日如来坐像


 修禅寺の本尊 木造大日如来坐像は、修禅寺で暗殺された源頼家の七回忌(1210年(承元4年))に母の北条政子が寄進したもの。

 1984年(昭和59年)の解体修理の際に発見された墨書から、慶派仏師の実慶による造立と判明している(国重文)。

 実慶は、運慶の発願によって書写された「運慶願経」に名を連ねている仏師。

 長い間、その作品が知られていなかったが、東国で鎌倉幕府関係の造仏に携わっていた有力仏師であったと推測されている。


 解体修理では謎の頭髪も発見され、源頼家のもの・北条政子のもの・頼家室の辻殿のものといった説が出されたのだという。

 科学検査の結果、女性の頭髪というところまで判明し、伊豆山神社政子の頭髪曼荼羅の髪とほぼ一致と鑑定されたようだが、特定には至らず、再び胎内に納められている。


 大日如来は通常非公開だが、毎年11月に開帳されている。



北条政子頭髪曼荼羅
伊豆山リンク北条政子の頭髪曼荼羅

 「頭髪梵字曼荼羅」(法華曼荼羅)は、その46文字の梵字が北条政子の髪の毛で編まれているという。



函南 阿弥陀三尊像
リンクボタン実慶の阿弥陀三尊像
(函南町)

 北条時政石橋山の戦いで討死した子・宗時の慰霊のため造立させた阿弥陀三尊像も実慶の作(かんなみ仏の里美術館収蔵)。









歴史めぐり源頼朝




修禅寺
リンクボタン修禅寺

 「修善寺」という地名は、弘法大師によって開創された修禅寺をその由来としている。


静岡県伊豆市修善寺964

伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より
修善寺温泉行バス。
「修善寺温泉」下車



修禅寺歴史めぐりMAP
大きい地図を見るには・・・
右上のフルスクリーンをクリック。








源頼朝配流の地・北条氏発祥の地
(伊豆の国市)

北条の里〜頼朝・時政・政子をめぐる〜
(伊豆の国市)

 伊豆・箱根

熱海の源頼朝伝説

伊東で源頼朝伝説

湯河原・真鶴の源頼朝伝説


特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編





yoritomo-japan 鎌倉
(鎌倉情報トップ)



運慶 運慶 祈りの空間


紫式部 紫式部年表


鎌倉殿の13人 二代執権北条義時
特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編 特集!「鎌倉殿の13人」鎌倉編


徳川家康 日光東照宮