鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉殿の13人 二代執権北条義時
特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編 特集!「鎌倉殿の13人」鎌倉編



第11回鎌倉検定試験3級
《芸術・文化の問題》

編集:yoritomo-japan.com







 芸術・文化に関する記述について、最も適当なものを1~4から選びなさい。


(56) 2017年(平成29)5月15日に鎌倉市に新たな文化施設「鎌倉歴史文化交流館」が開館した。開館した場所はどこか。

1 小町
3 雪ノ下
2 扇ガ谷
4 長谷


 古代から近現代まで、鎌倉の歴史・文化を通史で紹介するとともに、出土遺物などを公開する施設。
 扇ガ谷にあったという無量寺跡に建てられました。

答 2


鎌倉歴史文化交流館
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(57) 2017年(平成29)4月から6月まで放映されたドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』 の主人公雨宮鳩子を演じたのはだれか。

1 土屋太鳳
3 剛力彩芽
2 多部未華子
4 高畑充希


答 2



(58) 瑞泉寺の開山となり,禅宗式の庭園を築いた僧はだれか。

1 夢窓疎石
3 蘭渓道隆
2 義堂周信
4 無学祖元


 瑞泉寺庭園は、夢窓疎石の作庭と考えられ、国の名勝に指定されています。
 京都の天龍寺庭園、西芳寺庭園、山梨の恵林寺庭園なども疎石の作庭によるもので、いずれも名勝に指定されています。

答 1


瑞泉寺
リンクボタン瑞泉寺
瑞泉寺庭園
リンクボタン瑞泉寺庭園



(59) 次のうち,国宝に指定されているものはどれか。

1 円覚寺『絹本著色五百羅漢図』
2 光明寺『当麻曼荼羅縁起絵巻』
3 円覚寺『絹本著色仏涅槃図』
4 光触寺『頰焼阿弥陀縁起』


 『絹本著色五百羅漢図』、『絹本著色仏涅槃図』、『頰焼阿弥陀縁起』は重要文化財。

答 2


当麻曼荼羅縁起絵巻
リンクボタン当麻曼荼羅縁起絵巻


リンクボタン鎌倉の国宝



(60) 阿仏尼が『十六夜日記』執筆当時に滞在したとされるのはどこか。

1 二階堂
3 扇ヶ谷
2 月影ヶ谷
4 腰越


 阿仏尼は『十六夜日記』に「あづまにてすむ所は月かげのやつとぞいふなる」と記しています。

答 2


阿仏尼邸跡碑
リンクボタン阿仏尼邸跡碑



(61) 欧米名画の輸入配給,邦画の海外紹介に尽力した川喜多長政・かしこ夫妻の功績を称えた映画記念館があるのはどこか。

1 二階堂
3 雪ノ下
2 材木座
4 長谷


 鎌倉市川喜多映画記念館は、雪ノ下の川喜多長政邸跡にあります。

答 3


旧川喜多邸別邸
リンクボタン旧川喜多邸別邸
川喜多映画記念館
リンクボタン映画記念館



(62) 建長寺法堂の天井絵『雲龍図』を描いた画家はだれか。

1 守屋多々志
3 前田青邨
2 小泉淳作
4 鏑木清方


 建長寺法堂の雲龍図を描いたのは小泉淳作。
 京都建仁寺双龍図も小泉淳作によるもの。

答 2


建長寺雲龍図
リンクボタン建長寺雲龍図
建仁寺双龍図
リンクボタン建仁寺双龍図


建長寺・円覚寺の雲龍図



(63) 二階堂に居を構え,仏教やシルクロードなどについての作品を多く残した国民的な画家として活躍した人物はだれか。

1 小倉遊亀
3 伊東深水
2 平山郁夫
4 有島生馬


答 2







(64) 鎌倉国宝館がつくられるきっかけとなったできごとは何か。

1 日清戦争
3 関東大震災
2 日露戦争
4 第二次世界大戦


 鎌倉国宝館は、1923年(大正12年)に起きた関東大震災の教訓から、1928年(昭和3年)に建てられました。

答 3


鎌倉国宝館
リンクボタン鎌倉国宝館



(65) 鎌倉文学館はもとはある人物の別荘として建てられたが,ある人物とはだれか。

1 村田一郎
3 諸戸清六
2 前田利為
4 佐藤宗岳


 鎌倉文学館は、1890年頃に加賀前田家の別邸として建てられ、1936年(昭和11年)に16代当主利為によって改築された鎌倉を代表する洋風建築物。

答 2


鎌倉文学館
リンクボタン鎌倉文学館



(66) 鎌倉に残る貴重な戦前の洋風住宅建築物の1つである旧華頂宮邸があるのはどこか。

1 山ノ内
3 長谷
2 浄明寺
4 雪ノ下


 「旧華頂宮邸」は、1929年(昭和4年)に華頂宮博信侯爵邸として建てられました(登録有形文化財)。
 竹の寺で知られる報国寺の奥にあります。

答 2


旧華頂宮邸
リンクボタン旧華頂宮邸



(67) 源頼朝が鶴岡八幡宮を造営したときや再建したときに,海上輸送された多くの木材が陸揚げされたのはどこか。

1 七里ヶ浜海岸
3 材木座海岸
2 腰越海岸
4 稲村ヶ崎


 正月4日に鶴岡八幡宮で行われる手斧始式は、源頼朝が鶴岡八幡宮を再建する際、材木座海岸に着いた材木を「木遣唄」を歌いながら運び、棟梁が手斧をかけたり、墨打ちをしたことが始まりだと伝えられています。

答 3


材木座海岸
リンクボタン材木座海岸
手斧始式
リンクボタン手斧始式



(68) 長谷に長く住み,鎌倉を舞台とした,『山の音』や『千羽鶴』などの小説を書いた作家はだれか。

1 芥川龍之介
3 立原正秋
2 川端康成
4 有島武郎


  川端康成記念会が設立された旧川端康成邸は、小説『山の音』の舞台となりました。
 『山の音』には、隣にある甘縄神明神社の様子もよく描かれています。


答 2


川端康成記念会
リンクボタン川端康成記念会



(69) 円覚寺の釈宗演に師事し,哲学として禅の研究を深め,禅の思想を世界に広めた人物はだれか。

1 西田幾多郎
3 津田左右吉
2 和辻哲郎
4 鈴木大拙


  鈴木大拙は、明治から昭和にかけて活躍した仏教学者。
 晩年は鎌倉に住み、1946年(昭和21年)、東慶寺境内に財団法人松ヶ岡文庫を創設して研究生活を送りました。

答 4


松ヶ岡文庫
リンクボタン鈴木大拙



(70) 鎌倉時代を描いた『北条政子』や『炎環』などの歴史小説を書いた作家はだれか。

1 吉屋信子
3 永井路子
2 林芙美子
4 杉本苑子


答 3



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