紫式部「光る君へ」


小少将の君


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 小少将の君(こしょうしょうのきみ)は、一条天皇の中宮・藤原彰子に仕えた女官。

 源扶義もしくは源時通の娘とされ、大納言の君と呼ばれた源簾子の妹なのだという。

 同じく彰子に仕えていた紫式部とは親友で、『紫式部日記』によると・・・

 「どことなく上品で優美。

 二月頃のしだり柳といった感じ。

 外形はとても可愛らしげで、物腰は奥ゆかしく、遠慮がちで、子どもぽい」

 また、

 「悪口を言われると、思いつめて命も亡くしてしまいそうな弱々しい」

 という女性だったのだとか。



リンクボタン紫式部の歌~水鶏の歌:小少将の君と紫式部の贈答歌~

リンクボタン紫式部の歌~雲間なく・・・小少将の君との贈答歌~

リンクボタン紫式部の歌~小少将の君の生前の手紙を見つけて~





~法華三十講の歌~

 1008年(寛弘5年)5月、藤原道長土御門邸では藤原彰子の安産祈願のための法華三十講が行われた。

 紫式部と大納言の君(源簾子)・小少将の君は、それぞれの思いを和歌にのせている。



リンクボタン紫式部の歌~妙なりや・・・5月5日の法華経第5巻~

リンクボタン紫式部の歌~紫式部と大納言の君の篝火の歌~

リンクボタン紫式部の歌~菖蒲の歌:小少将の君と紫式部の贈答歌~



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~源時通と源扶義~

 大納言の君(源簾子)と小少将の君の父については、源時通か源扶義かで様々な説が展開されている。

 諸説はいずれにしても、時通と扶義は藤原道長の正室・源倫子の兄弟らしい。

 したがって、藤原彰子の従姉妹にあたる。










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