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宇治上神社は、明治維新まで隣接する宇治神社と対を成していた。 創建年は不明。 応神天皇の皇子・菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の離宮「菟道宮(うじのみや)」(桐原日桁宮(きりはらのひけたのみや))があった場所といわれ、皇子の死後、異母兄の仁徳天皇が霊を祀ったのを始まりとしているという。 そのため、「離宮社」、「離宮八幡」、「離宮上社」とも呼ばれた。 伝説によると菟道稚郎子は、兄の仁徳天皇に皇位を譲るため自害したという。 拝殿は寝殿造風の建物で国宝。 本殿は神社建築では日本最古といわれ国宝。 宇治川対岸に平等院が創建されると鎮守社となった。 宇治上神社は、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産。 |
※ | 山城国宇治の古代表記は「菟道」とされる。 |
応神天皇 仁徳天皇 菟道稚郎子命 (うじのわきいらつこのみこと) |
桐原水は、宇治七名水の一つ。 宇治市には、桐原水の他に、公文水(くもんすい)、法華水(ほっけすい)、阿弥陀水(あみだすい)、百夜月井(ももよづきい)、泉殿(いずみどの)、高浄水(こうじょうすい)といった茶に必要な名水が定められた。 しかし、現存するのは宇治上神社の桐原水のみとなっている。 |
![]() ![]() いずれも源頼朝ゆかりの社。 |
宇治は紫式部の『源氏物語』の舞台。 宇治神社・宇治上神社は、「総角」・「早蕨」の古蹟の近くにある。 |
宇治市宇治山田59 京阪宇治線「宇治駅」から徒歩10分 JR奈良線「宇治駅」から徒歩15分 |
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