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元三大師堂は、元三大師(慈恵大師良源)の自作とも伝わる元三大師像を祀る堂宇。 元三大師良源は、荒廃していた比叡山の諸堂を復興するなど多くの功績をのこしたことから、比叡山中興の祖といわれる。 「角大師の札」は、疫病に苦しむ人々を救うため禅定に入り、骨ばかりになって鬼の姿になった良源を写しとったもの。 蘆山寺が所蔵する「慈恵大師自筆遺告」は、972年(天禄3年)5月3日、病となった良源が弟子の尋禅に後事を託した文書で国宝に指定されている。 尋禅は、藤原道長の祖父・藤原師輔の十男。 |
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![]() (比叡山横川) |
比叡山の横川にある元三大師堂は、慈恵大師良源の住坊跡。 良源は、藤原道長の祖父・藤原師輔の後援を得て横川を中興した。 道長の父・藤原兼家は、師輔にならって横川に恵心堂(恵心院)を建立。 恵心堂では、良源の弟子・源信(恵心僧都)が修行し『往生要集』を著している。 源信は、『源氏物語』の最後の十帖「宇治十帖」(手習の巻)に登場する横川の僧都のモデルとも言われる。 |
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京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397 |
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