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恵心堂は、恵心僧都源信が籠もって修行した場所。 源信は、942年(天慶5年)に大和国で誕生し、9歳の時に比叡山中興の祖・慈恵大師良源(元三大師)に入門。 956年(天暦10年)、15歳の時に法華八講の講師の一人に選ばれ、村上天皇から下賜された褒美の品を母に送ると、源信を諫める和歌とともに送った品が返されてきたのだという。 「後の世を渡す橋とぞ思ひしに 世渡る僧となるぞ悲しき まことの求道者となり給へ」 その後、名声・名誉を捨てることとした源信は、横川に隠棲し念仏三昧の道を選んだのだという。 そして、『往生要集』や『二十五三昧式』などを著し、日本浄土教の基礎を築いた。 1017年(寛仁元年)6月10日示寂(76歳)。 |
元三大師堂は、源信の師・慈恵大師良源の住坊跡。 |
比叡山山内は東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)という地域があり、そこにある堂塔の総称を延暦寺という。 |
延暦寺は天台宗の総本山。 |
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