奈良・京都

紫式部 紫式部年表



片山御子神社
(片岡社)
〜上賀茂神社摂社〜

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上賀茂神社・片岡社


 片山御子神社(片岡社)は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)の祭神・賀茂別雷大神の母・玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀る社。

 玉依比売命は、賀茂族の祭祀の権を握っており、常に賀茂別雷大神の側にあって仕え、祭祀を司っていたという。

 そのため、現在でも賀茂別雷神社(上賀茂神社)の祭礼では、まず片山御子神社で儀式を行うのが恒例となっている。

 本殿と拝殿は1628年(寛永5年)の造替(重要文化財)。



玉依媛命と賀茂別雷大神〜賀茂神社由来物語と葵祭〜





上賀茂神社・片岡社絵馬
絵馬


 片山御子神社は、「縁結びの神」として知られる。

 絵馬はハート形に見えるが、葵の葉を模したもの。

 賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)の神紋は二葉葵。

 祭礼の「葵祭」(賀茂祭)では、桂の小枝に二葉葵の葉を絡ませた「葵桂」が勅使や供奉者の衣冠、牛車などに飾られる。



葵祭


『源氏物語』葵の巻〜葵の上と六条御息所の車争い〜





上賀茂神社・片岡橋
片岡橋

 御物忌川(おものいかわ)に架けられた片岡橋は明治初年の建造(重要文化財)。





〜紫式部の歌〜

 上賀茂神社を詣でた紫式部は、

 「ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立ちやぬれまし」

 と詠んだ。

 片岡は、片山御子神社(片岡社)のこと。

 詣でた理由は葵祭(賀茂祭)とも言われるが・・・

 996年(長徳2年)に父の藤原為時に同行して越前国へ下向する直前の歌とする説もある。



上賀茂神社・紫式部歌碑
リンクボタン紫式部歌碑

 「ならの小川」のほとりには、紫式部歌碑が建てられている。




紫式部


紫式部と越前国


紫式部の歌









歴史めぐり源頼朝




上賀茂神社
リンクボタン賀茂別雷神社
(上賀茂神社)

 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)は、賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社。


京都市北区上賀茂本山339

京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」徒歩約25分
市バス(4・46・67系統)「上賀茂神社前」



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