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多気山不動尊

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多気山不動尊


 多気山不動尊(たげさんふどうそん)は、宇都宮氏によって築かれた多気城跡の中腹に建つ真言宗智山派の寺院。

 822年(弘仁13年)、日光山(輪王寺二荒山神社)を開いた勝道の弟子尊鎮が創建。

 馬頭観音を本尊としていたが、1335年(建武2年)、宇都宮氏九代当主の公綱が、勝山城(一族の氏家氏の居城)の不動明王像を本尊として遷座して中興した。

 本尊の木造不動明王坐像は、949年(天歴3年)、源頼光の願いにより、円覚(多田満仲の子)が吉野山中に籠って一刀三礼のもとに彫り上げたとされ、宇都宮市の文化財に指定されている。


多気山不動尊


多気山不動尊





〜不動明王と藤原宗円〜

 近江国の石山寺に安置されていたという不動明王像。

 石山寺の座主だったという藤原宗円は、前九年の役での源頼義の苦戦が伝えられると、奥州まで不動明王像を携えて戦勝を祈願し、戦を勝利に導いたのだと伝えられ、その功により宇都宮の地を与えられたのだという。

 宗円は、宇都宮氏の初代当主。

 二荒山神社の別当となり、孫の朝綱から宇都宮氏を名乗ったのだという。


多気山不動尊


〜不動明王伝説の地〜
石山寺
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吉野山
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〜周辺には〜

大谷観音
リンクボタン大谷観音
平和観音
リンクボタン平和観音








歴史めぐり源頼朝




多気山不動尊
多気山不動尊

宇都宮市田下町563

宇都宮駅より関東バスで45分
「資料館入口」下車
徒歩30分



宇都宮氏
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