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大楽寺は、願行(京都泉涌寺第六世)によって胡桃ヶ谷(浄明寺)に開かれた寺。 本尊は、願行が鋳造した「鉄造不動明王坐像」。 1438年(永享10年)に起こった永享の乱によって焼かれてしまったため、覚園寺のある薬師堂ヶ谷に移された。 1871年(明治4年)に行われた無檀・無縁寺院の統廃合によって理智光寺とともに覚園寺に合併して廃絶。 覚園寺の愛染堂は、1905年(明治38年)に大楽寺の本堂を移築した建物。 本尊の「鉄造不動明王坐像」も覚園寺に移されている。 大楽寺の跡地は、鎌倉宮から薬師堂ヶ谷の小路を覚園寺へと向かう途中。 庚申塔を左に入ったところ。 |
鎌倉に泉涌寺派の法燈を伝えた願行 |
大楽寺の本尊だった「鉄造不動明王坐像」は・・・ 願行が江ノ島に参籠して大山寺の「鉄造不動明王像」を鋳造したときに、試しに鋳造したものと伝えられ、現在は覚園寺の愛染堂に安置されている。 |
覚園寺は、北条義時の戌神将伝説で知られている真言宗の寺。 本尊薬師如来像、日光・月光菩薩像、十二神将像など貴重な仏像が残されている。 「黒地蔵縁日」は鎌倉の夏の風物詩。 |
鎌倉市二階堂421 0467(22)1195 鎌倉駅から「大塔宮」行バス終点下車 徒歩10分 |
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