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第11回鎌倉検定試験１級
《記述式の問題その３》
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| 次の文の［ ① ］、［ ② ］に最も適当な語句を書きなさい。 ただし、［ ① ］、［ ② ］両方できて正解とする。 |
| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （31） | 平安末期の文書集『天養記』には，（ ① ）荘，鎌倉幕府関係者が編纂したという 歴史書『吾妻鏡』には，（ ② ）荘の名が見え，鎌倉郡の中には荘園が成立していたことがわかる。 |
答 ① 玉輪 ② 山内
| ［ ① ］、［ ② ］ともに漢字で書きなさい。 |
| （32） | 平忠常の乱平定の際，桓武平氏の〔 ① 〕は，〔 ② 〕の武芸を認めて婿に迎え，鎌倉の屋敷を譲ったという。これによって〔 ① 〕に従属する相模の武士たちも〔 ② 〕と緊密な関係を結ぶことになった。 |
| 源頼朝が御所造営地を大倉にしたのは、先祖の頼義館があったことも理由の一つのようです。 平直方の子孫といわれるのが、源頼朝を担ぎあげ、武家政権を創り上げる立役者となった北条時政ともいわれています。 |
答 ① 平直方 ② 源頼義
  大倉幕府跡 |
 由比若宮 |
| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （33） | 大庭御厨を伊勢神宮に寄進した〔 ① 〕は，〔 ② 〕に際しては，源義家に従って出陣して活躍した話が伝えられている。 |
| 大庭御厨は、鎌倉権五郎景政が開発した相模国最大の寄進地系荘園。 源義朝が鎌倉郡内だと称して乱入し、大規模な収奪を行ったという歴史もあります。 景政には、１６歳で源義家に従って「後三年合戦」に出陣し、右目を射られながら奮戦したという伝説が残されています。 |
| 答 |
| ① 鎌倉権五郎景政（景正） ② 後三年合戦 |
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鎌倉権五郎景政| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （34） | 1335年（建武2），北条高時の遺児〔 ① 〕が鎌倉幕府復活を計って信濃で挙兵し，足利直義軍を武蔵で破って鎌倉に入った。この出来事を〔 ② 〕の乱という。 |
| 鎌倉幕府滅亡後、信濃に逃れていた北条時行は、諏訪頼重に担がれて挙兵（中先代の乱）。 成良親王を奉じて鎌倉にいた足利直義（尊氏の弟）は、東光寺（現鎌倉宮）に幽閉していた護良親王を殺害して逃亡しています。 |
答 ① 北条時行 ② 中先代
| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （35） | 江戸時代には，鎌倉周辺の村々の大半が直轄領や旗本領などに宛てがわれた。例えば，〔 ① 〕村が 1711 年（正徳元）に新井白石の知行地に，〔 ② 〕村が元禄年間 （1688 ～ 1704）に柳沢吉保の所領に設定されたことがあった。 |
答 ① 植木 ② 山崎
新井白石碑| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （36） | 扇ヶ谷の浄光明寺の境内には，足利直義の守護仏とされる通称「〔 ① 〕地蔵」が祀られており，背後の丘陵東側，谷奥には〔 ② 〕寺址やぐら群がある。 |
| 浄光明寺の木造彩色地蔵菩薩立像は、戦の折、矢がつきてしまった足利直義に、落ちている矢を拾い集めてきてくれたという伝説の地蔵尊で矢拾地蔵と呼ばれています。 浄光明寺の東側には、忍性が開いたと伝えられる多宝寺がありました。 |
答 ① 矢拾 ② 多宝
 浄光明寺 |
 多宝寺址 |
| 〔 ① 〕はカタカナ，〔 ② 〕は 5 字で書きなさい。 |
| （37） | 後醍醐天皇の側近で文章博士の〔 ① 〕は，天皇の鎌倉幕府倒幕計画で捕われて， 鎌倉に送られ，葛原ヶ岡の刑場で処刑され，後に，葛原岡神社の祭神として祀られた。 この神社の周辺には〔 ② 〕やぐら群もある。 |
| 葛原岡神社は、明治天皇が忠臣日野俊基の顕彰のために創建した神社。 神社の北側には、瓜ヶ谷やぐら群があります。 |
答 ① 日野俊基 ② 瓜ヶ谷
 葛原岡神社 |
 瓜ヶ谷やぐら群 |
葛原ヶ岡・大仏ハイキングコース| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （38） | 鎌倉時代，由比ヶ浜通りと今小路の交差地点に並ぶ六地蔵の北側には刑場があったといい，そのため「〔 ① 〕」と呼ばれる荒れ地だった。江戸時代，俳人の〔 ② 〕 が芭蕉をしのんで句碑を建てた。 |
答 ① 飢渇畠 ② 松尾百遊
六地蔵| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （39） | 評論家小林秀雄は，詩集『山羊の歌』などで知られる詩人〔 ① 〕とともに，〔 ② 〕 寺のカイドウを仰ぎ見たと，『〔 ① 〕の思ひ出』の中で書いている。〔 ② 〕寺のカイド ウも現在は 3 代目となっている。 |
答 ① 中原中也 ② 妙本
妙本寺のカイドウ| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （40） | 建長寺では，創建 750 年を記念した境内整備の一環として，仏殿前庭や〔 ① 〕庵 参道に多数のボタンが植えられ，新しい花名所になっている。円覚寺の日頃非公開の 塔頭・〔 ② 〕院の境内には多くこの花が植えられ，盛りに特別公開されている。 |
答 ① 西来 ② 松嶺
 建長寺のボタン |
 松嶺院のボタン |
| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （41） | 西御門の八雲神社付近にあった太平寺は，1282年（弘安 5）ころ，相模の豪族の娘・ 妙法尼が，釈迦如来像を祀り，〔 ① 〕の招きにより来朝した〔 ② 〕を導師として 仏殿供養を行ったのが始まりという。 |
答 ① 北条時宗 ② 大休正念
太平寺跡| 〔 ① 〕，〔 ② 〕ともに漢字で書きなさい。 |
| （42） | 孟宗竹林で有名な報国寺の境内には，開基足利家時（尊氏の祖父）の墓や「白樺」同 人の歌人〔 ① 〕の歌碑がある。開山〔 ② 〕（仏乗禅師）が中国・元に留学中から帰国後にわたって作った漢詩約二百篇を集めた『東帰集』は，日本人によるまとまった 「偈頌集」として最初のものである。 |
答 ① 木下利玄 ② 天岸慧広
 報国寺 |
 竹の庭 |
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