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太刀菊御作
後鳥羽上皇自作の刀剣

編集:yoritomo-japan.com







〜神器なき即位と刀剣への思い〜

 後鳥羽天皇が即位したのは1184年(元暦元年)。

 ただ、この前年、平家一門が安徳天皇と三種の神器を奉じて西国へ落ちていったため、皇位継承とともに承継されるはずの三種の神器がないままの即位となった。


 三種の神器とは、歴代天皇が継承してきた鏡・玉・剣。

 鏡=八咫鏡(やたのかがみ)

 玉=八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

 剣=草薙剣(くさなぎのつるぎ)


 壇ノ浦の戦い後、鏡と玉は回収されたが、剣は安徳天皇とともに海の底に沈んだまま発見されることはなかった。

 そのため、後鳥羽天皇は刀剣に強い思いを持っていたといわれている。

 そして、1198年(建久9年)、土御門天皇に譲位した後鳥羽上皇は、和歌・刀剣・琵琶・蹴鞠・相撲・笠懸・流鏑馬などの芸を磨きはじめることに。


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草薙剣


太刀 菊御作
太刀 菊御作
(たち きくごさく)

 後鳥羽上皇は、刀を作らせるため御番鍛冶の制度を設け、月番制で優れた刀工を召して刀を作らせたのだという。

 その中でも後鳥羽上皇が特に気に入った刀は「菊御作」と呼ばれ、現在も複数点が伝えられている。

 上の画像は、後鳥羽上皇自らが鍛えたという「菊御作」。

 北条義時追討の挙兵(承久の乱)に際して士気を鼓舞するために作られたのだと伝えられている。

 後鳥羽上皇の名の代わりに菊花文が刻まれ、これが現在の皇室の「菊の御紋章」の起源なのだという。


後鳥羽上皇

承久の乱







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