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| 洗足池に鎮座する千束八幡神社(せんぞくはちまんじんじゃ)は、860年(貞観2年)に宇佐八幡宮が勧請され、千束郷の鎮守として祀られたことにはじまるという歴史のある神社。 洗足池八幡宮とも呼ばれる。 935年(承平5年)、平将門の乱を鎮圧するため下向した鎮守府副将軍の藤原忠方は、乱の平定後、この地に土着しこの神社を氏神としたのだという。 この藤原忠方が、のちに日蓮信者となる池上氏の祖といわれている。 祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと・応神天皇)。 |
| 八幡神は源氏の氏神。 1083年(永保3年)、奥羽平定に向かう途中の八幡太郎義家(源義家)は、洗足池で禊ぎをして祈願したのだという。 1180年(治承4年)、安房から鎌倉へ向かう途中の源頼朝は、この地に陣を構えて諸将の参陣を待ったのだと伝えられている。 源頼朝所有の名馬として知られる「池月」(いけづき)の発祥伝説も残され、「旗挙げ八幡」と呼ばれる由来となっている。 |
| 名馬池月(生食)は、磨墨(するすみ)と並ぶ源頼朝所有の名馬。 木曽義仲を追討するため京へと軍を派遣した頼朝は、梶原景季に磨墨を与え、佐々木高綱に池月を与えた。 そして、名馬を賜った2人が繰り広げたのが宇治川の先陣争い。 |
| 池月は、青い毛並みで白の斑点を浮かべていたのだとか。 古代の宮中では正月7日に「白馬節会」(あおうまのせちえ)が行われ、青馬を見ることでその一年の邪気が除かれるとされてきた。 |

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