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明月院に植えられているアジサイのほとんどは、日本古来の「姫アジサイ」。 姫アジサイの名は、日本の植物学の父と呼ばれれる牧野富太郎博士によるもの。 明月院にアジサイが植えられたのは戦後になってからのこと。 その「アジサイ」が増え、現在では鎌倉の「紫陽花寺」として知られるようになりました。 境内が約2500株の青色のアジサイで埋め尽くされることから「明月院ブルー」と呼ばれています。 開花期は5月下旬から7月上旬まで続きますが、見頃は6月上旬から下旬にかけて。 例年、6月の第2週頃から見頃となり、ピークとなるのは6月中旬から下旬。 |
混みます! |
明月院のアジサイは、長谷寺のアジサイと並ぶ人気スポット。 シーズン中は大変混みます。 開門に合わせて行くのもおススメですが、開門前から何百人というう長い行列ができます。 平日の場合、開門とともに入った人が出て来る9時半頃がいいのかもしれません。 |
2021年(令和3年)にできたアジサイ鑑賞の小径。 |
2025年(令和7年)には「光の小径」も整備されています。 光の小径の祠には、「マヨルカ島の祈り」・「旅の守り神」と書かれていますが、マリア様が祀られているそうです。 マリア様は、ある方が明月院に預けておいたものなのだとか。 マヨルカ島と言えば、梅雨の時期に聞きたくなるショパンの「雨だれ」が作曲された島。 |
日毎に青さを増すヒメアジサイ 「明月院ブルー」 |
ヒメアジサイは、一般的なアジサイよりも比較的小ぶりで、青色が鮮やか。 明月院でも、日を追うごとに青さを増していきます。 濃く鮮やかな「明月院ブルー」をご覧になりたい方は、6月中旬以降に行かれるといいかもしれません。 |
明月院では、毎年300鉢のさし木をして新旧の更新が計られています。 |
アジサイシーズンの円窓には大行列ができる! |
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本堂後庭園にいらっしゃる青地蔵、紫陽花を抱える花想い地蔵もお見逃しなく! |
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〜6月の明月院〜 |
拝観時間:8:30〜17:00 (入山は16:30まで) 拝観料:500円 本堂後庭園:500円 |
![]() (本堂後庭園) |
![]() ![]() (枯山水庭園) |
「アジサイ」の時季には、本堂背後の庭園の「ハナショウブ」も見頃を迎えます(例年6月上旬)。 本堂背後の庭園は、「ハナショウブ」の季節と「紅葉」の季節に特別公開されています。 本堂前の枯山水庭園では「サツキ」も(5月下旬から6月上旬)。 本堂後庭園の入園料は500円。 |
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沙羅双樹は、釈尊がその下で涅槃となった木。 明月院では、毎年アジサイの時季に見頃となります。 アジサイが濃い青に染まる頃になるとオレンジ色が鮮やかなノウゼンカズラが咲き始めます。 |
アジサイ・ハナショウブ散策を終えたら月笑軒で一服。 美の余韻に浸りながら次の計画を・・・。 |
明月院は、山内経俊が父俊通の菩提を弔うために建てた明月庵をその始まりとしています。 2023年(令和5年)、境内には経俊の父俊通の墓が京都から移されています。 |
鎌倉市山ノ内189 0467-24-3437 JR北鎌倉駅より徒歩10分 |
より大きな地図で 北鎌倉:アジサイ・イワタバコ・ハナショウブ を表示 |
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