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天下の名瀑として知られる「白糸の滝」は、絹糸を垂らしたように大小の滝が流れ落ちることからその名が付けられた。 幅200メートル、高さ20メートル。 国の名勝及び天然記念物に指定されている。 流れ落ちる水は、富士山の雪解け水で、「新富士火山層」(上部の水を通す地層)と「古富士火山層」(下部の水を通さない地層)の境から湧き出している。 1193年(建久4年)、富士裾野の巻狩りを催した源頼朝は、「白糸の滝」を見て・・・ 「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」 と詠んだのだという。 「白糸の滝」の上の岩窟には、「お鬢(びん)水」が湧き出し、頼朝が髪のほつれを直した水だと伝えられている。 1990年(平成2年)に「日本の滝百選」に定められた。 「白糸の滝」は、世界文化遺産「富士山」の構成資産。 |
1582年(天正10年)、甲州征伐を終えた織田信長が徳川家康の案内で訪れている。 |
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源頼朝が髪のほつれを直したという伝説の清水。 |
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頼朝は駿河国井出郷の井出館を仮屋(本陣)としたのだと伝えられている。 井出家前の下馬桜は、頼朝が馬を繋いだと伝えられ、駒止桜とも呼ばれている。 |
静岡県富士宮市上井出・原 JR富士宮駅からバス「白糸の滝入口」または「白糸の滝観光案内所前」下車 |
「富士山」は、平成25年6月22日、カンボジアのプノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会において、世界遺産一覧表に「記載」することが決定された。 |
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