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遊行寺の宇賀神(宇賀弁財天)は、得川有親の守り本尊で、有親が勧請したものと伝えられている。 得川有親は、上野国新田荘を本拠とした新田義重を祖とする清和源氏で、江戸幕府を開いた徳川家康の先祖といわれる。 諸説あるが、「得川」の名は、義重の四男義季が新田郡世良田荘徳川郷(得川郷)を領したことに始まるのだといわれる。 得川氏は、有親の子親氏の代で鎌倉公方との戦いに敗れて新田荘を追われ、有親は出家して遊行寺十二代尊観法親王の弟子となり徳阿弥を称したのだという。 |
宇賀弁財天は、蛇神の宇賀神と弁財天の合体形。 弁財天像の頭部に人頭蛇身の宇賀神が乗せられることが多く、鳥居が添えられることがあるらしい。 遊行寺の宇賀神社背後の像の頭部には鳥居が添えられている。 |
宇賀弁財天は開運弁財天とも呼ばれ、江戸時代から藤原宿の銭洗弁天として信仰されてきたのだという。 |
![]() (鎌倉) |
![]() (京都) |
宇賀神(うがじん)の姿は、体が蛇で頭が人。 頭部は様々で、鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社の宇賀神の頭部は女性。 京都の三室戸寺の宇賀神の頭部は年老いた翁。 |
得川有親の子親氏は、父とともに遊行寺で出家し、諸国を流浪した後、三河国松平郷に辿り着いたのだという。 そして、郷主の松平信重の婿養子となって還俗して「松平」を名乗り、その子孫が徳川家康に繋がっていくのだとか。 |
遊行寺の宇賀弁財天は、2025年から藤沢七福神めぐりの福神となった! |
神奈川県藤沢市西富1−8−1 0466-22-2063 藤沢駅北口より徒歩15分 (東海道線・小田急線・江ノ電) |
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