鎌倉手帳(寺社散策)

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三 溪 園
〜古建築物と名勝庭園〜

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横浜三溪園


 横浜の三溪園は、生糸貿易で財をなした原富太郎(三溪)の邸宅跡。

 三溪は、歴史的価値の高い建造物を移築し、1906年(明治39年)に「三溪園」として一般に公開した。

 鎌倉の寺院からも東慶寺の仏殿、心平寺の地蔵堂が移築されている。

 池や溪流が造営された庭園は、2007年(平成19年)に国の名勝に指定されている。


鶴翔閣
鶴翔閣
(かくしょうかく)

 原富太郎が建てた自邸。旧原家の住宅。

 日本美術院の横山大観、下村観山、前田青邨らが出入りした所として知られている。

 原富太郎と並び称される実業家渋沢栄一も訪問したことがあるのだという。

 現在は、横浜市の有形文化財に指定され、賓客の接遇や披露宴などに利用されている。 






〜 内 苑 〜
(原家の私邸だった所)

御門
御門
(ごもん)
白雲亭
白雲邸
(はくうんてい)

 御門は、京都の西方寺にあった薬医門(1708年(宝永5年)の建築物・横浜市指定有形文化財)。

 白雲邸は、原富太郎の隠居所として建てられた(横浜市指定有形文化財)。 


臨春閣
臨春閣
(りんしゅんかく)
旧天瑞寺寿塔覆堂
旧天瑞寺寿塔覆堂
(てんずいじ
じゅとうおおいどう)

 臨春閣は、紀州初代徳川頼宣が和歌山県那賀郡岩出町の紀ノ川沿い建てた別荘。
 八代将軍吉宗が幼児期を過ごしたといわれている。
 1649年(慶安2年)の建築物(国の重要文化財)。

 旧天瑞寺寿塔覆堂は、豊臣秀吉が母大政所の長寿を祝って、1592年(天正20年)に建てた寿塔の覆堂(1591年(天正19年)の建築・国の重要文化財)。

 寿塔は大徳寺内の竜翔寺に安置されている。

三渓園 豊臣秀吉愛用の手水鉢
豊臣秀吉愛用の
手水鉢


月華殿
月華殿
金毛窟
金毛窟
(きんもうくつ)

 月華殿は、徳川家康が1603年(慶長8年)に伏見城内に建てたと伝えられている(国の重要文化財)。

 金毛窟は、原富太郎が1918年(大正7年)に建てた一畳台目の茶室。


天授院
リンクボタン天授院
聴秋閣
聴秋閣
(ちょうしゅうかく)

 天授院は、鎌倉山ノ内の心平寺跡から移築された地蔵堂といわれている。
 1651年(慶安4年)の建築物(国の重要文化財)。

 聴秋閣は、三代将軍徳川家光が二条城内につくらせたものといわれている(1623年(元和9年))。
 その後、春日局に賜り、江戸稲葉邸に移された(国の重要文化財)。


春草廬
春草廬
(しゅんそうろ)
蓮華院
蓮華院

 春草廬は、織田有楽斉が建てた茶室といわれている。
 京都三室戸寺金蔵院から移築された(国の重要文化財)。

 蓮華院は、原富太郎が1917年(大正6年)に建てた茶室。


家形石棺身
家形石棺身
(奈良県出土)
舟型石棺藍
舟型石棺藍
(奈良県出土)






〜 外 苑 〜

旧燈明寺三重塔
旧燈明寺三重塔

 聖武天皇の勅願寺として建てられたという京都府相楽郡加茂町にあった燈明寺の三重塔(国の重要文化財)。


林洞庵
林洞庵
(りんどうあん)
初音茶屋
初音茶屋

 林洞庵は、昭和45年、宗偏流林洞会から寄贈された茶室。

 初音茶屋は、芥川龍之介が描いたという茶屋。
 大正4年の初秋、「ひとはかり うく香煎や 白湯の秋」と詠んだ。


臥竜梅
臥竜梅
(がりょうばい)
横笛庵
横笛庵
(よこぶえあん)

 臥竜梅は、幹が竜がはうように伸びていることから呼ばれている名。
 下村観山の「弱法師」のモデルとなった。

 横笛庵は、高倉天皇中宮建礼門院に仕えた横笛が、平重盛の家臣滝口入道から送られた千束の恋文で作った像が安置されていたという茶屋。


合掌造
合掌造
旧東慶寺仏殿
リンクボタン旧東慶寺仏殿

 合掌造は、江戸時代末期の建物。
 岐阜県大野郡荘川村岩瀬の上級の合掌造り民家の代表的遺構(国の重要文化財)。

 旧東慶寺仏殿は、明治40年に東慶寺から横浜の三溪園に移された(国の重要文化財)。


旧燈明寺本堂
旧燈明寺本堂

 燈明寺は、京都府相楽郡加茂町にあった日蓮宗の寺院。

 室町時代初期の建物と推定され、昭和62年に三溪園に移築された(国の重要文化財)。






三渓園 三渓園


三渓園


横浜市中区本牧三之谷58−1
045(621)0635

JR根岸線「根岸駅」からバス
「本牧」下車徒歩7分

横浜駅東口からバス
「本牧三溪園前」下車徒歩5分

三溪園ホームページ







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