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桑ヶ谷療養所跡

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桑ヶ谷療養所


 かつて、長谷寺光則寺から高徳院(鎌倉大仏)に向かう途中の左側の谷戸は桑ヶ谷と呼ばれていた。

 桑ヶ谷療養所は、1278年(弘安10年)、極楽寺忍性によって開かれた療病施設(施薬院)。

 鎌倉は、武士の都として、さらに日本の中心として栄えたが、一方で人口の集中により、様々な疫病を流行させた。

 療養所の設置は、八代執権北条時宗が貧民救済のために発願したものといわれ、忍性に土佐の大忍荘(おおさとしょう)をその費用として寄進したという。

 桑ヶ谷療養所の開設によって救われた人は数万とも数十万ともいわれ、慈善救済事業に力を注いだ忍性は「医王如来」と崇められている。



リンクボタン飢饉・天災と極楽寺・忍性の救済事業

リンクボタン極楽寺の忍性が掲げた十の大願

リンクボタン極楽寺の千服茶臼〜忍性と茶〜



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〜桑ヶ谷問答〜

 桑ヶ谷は、1277年(建治3年)、日蓮の弟子三位坊日行が、極楽寺忍性の下にいた天台宗の僧竜像坊を論破した「桑ヶ谷問答」でも知られている。

 この問答には、四条金吾の伝説も伝えられている(参考:収玄寺)。









桑ヶ谷療養所跡碑

鎌倉市長谷3−7−18付近
鎌倉能舞台入口

江ノ電「長谷駅」から徒歩8分。


江ノ電で鎌倉



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