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 武蔵御嶽神社

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武蔵御嶽神社


 武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)は、紀元前91年(崇神天皇7年)の創建と伝えられる。

 「御嶽」とは、修験道の中心地である奈良県吉野の金峯山のこと。

 736年(天平8年)、行基が東国鎮護を願って蔵王権現を勧請したのだといわれている。

 鎌倉時代以降、幕府や有力武将に信仰され、山岳信仰の霊場として発展した。

 酉年に行われる式年大祭で秘仏の蔵王権現が開帳される。



武蔵御嶽神社


 蔵王権現を祀る神社は、明治の神仏分離で御嶽神社・金峰神社(金峯神社)・蔵王神社などと改称された。

 武蔵御嶽神社は、金峯山御嶽蔵王権現と称されていたが、大麻止乃豆天神社と改称された後、御嶽神社と改称され、1952年(昭和27年に現在の名称となった。


祭神
蔵王権現
櫛真智命
大己貴命
少彦名命
安閑天皇
日本武尊



金峯山寺
リンクボタン金峯山寺
(奈良吉野山:蔵王堂)

 金峯山寺は、白鳳年間(7世紀後半)に修験道の開祖・役行者(役小角)が山上ヶ岳と吉野山に蔵王権現を祀ったことに始まる。

 吉野山源義経静御前の別れの場として知られている。


金峯神社
リンクボタン金峯神社
(吉野山)

 金峯神社は、吉野山の地主神・金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀る神社。

 義経の伝説が残された隠れ塔がある。









武蔵御嶽神社随神門
随神門


武蔵御嶽神社随神門
随神門の額



武蔵御嶽神社
遥拝所からの奥の院

 奥の院には、日本武尊を祀る摂社男具那社(おぐなしゃ)が鎮座。



武蔵御嶽神社畠山重忠像
畠山重忠像

 「鎌倉武士の鑑」と称された畠山重忠は、鎧・鞍・太刀などを奉納したと伝えられ、重忠奉納の「赤絲威鎧 兜・大袖付」(あかいとおどしよろい)は国宝。

 宝物殿に展示されている(土・日・祝日開館)。



赤糸威大鎧
赤絲威鎧
(模造)

 鎌倉文化交流館には「赤絲威鎧」の模造が展示されている。





〜源頼朝創建〜

武蔵御嶽神社摂社産安社
リンクボタン産安社

 摂社の産安社は、源頼朝の創建と伝わるパワースポット。








歴史めぐり源頼朝

吉野山




武蔵御嶽神社
武蔵御嶽神社

東京都青梅市御岳山176

JR青梅線御嶽駅→西東京バスで「ケーブル下」→御岳登山鉄道「滝本駅」から「御岳山駅」へ。
御岳山駅より徒歩25分



武蔵御嶽神社
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