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大田区南馬込の万福寺は、建久年間(1190年頃)、梶原景時が源頼朝の命によって、品川区大井に創建した万福寺を前身としているのだという。 境内には梶原景時の墓と伝えられる五輪塔や、源頼朝が景時の子景季に与えたという名馬「磨墨」の像が置かれている。 曹洞宗で本尊は阿弥陀三尊。 阿弥陀三尊、馬具、木造梶原景時座像は大田区の文化財。 品川区大井にあった万福寺には、梶原家に伝わる阿弥陀三尊が安置されたと伝えられている。 その万福寺は、1320年(元応元年)の火災によって焼失したため、景時の墓のある馬込に再建されたのだという(参考:梶原稲荷神社)。 1575年(天正3年)、明堂文龍によって再興され密教寺院から曹洞宗の寺院となった。 |
※ | 梶原氏と萬福寺の関係については、大井の来福寺の伝説のように、鎌倉時代の梶原氏ではなく、後北条氏の時代に馬込に勢を張った梶原氏と混同されているという説もある。 |
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山門 |
中門 |
鐘楼門 |
摩尼輪堂 |
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萬福寺の裏には室生犀星の旧居があった。 |
道元句碑 |
大田区南馬込1−49−1 「JR大森駅」より「荏原行き」バス 「万福寺前」下車徒歩5分 |
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60年に一度の祭礼![]() |
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