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|  春の夜の 闇のまどひに 色ならぬ 心に花の 香をぞしめつる  | 
      
|  「春の夜の闇にまぎれて梅の花の色は見えないが、心には花の香りを染めたことだ」 この歌は、梅の花を見るため、女が妻戸を開けて、2・3人が座っているが、誰もが寝てしまっている様子を描いている中に、盛りの過ぎた女房が頬杖をついて眺めている物語絵を見てよんだもの。  | 
      
|  さを鹿の しかなはせる 萩なれや 立ち寄るからに おのれ折れ伏す  | 
      
|  「雄鹿がいつもそのように慣らしている萩なのだろうか?童女が近づくと自然と折れ伏す・・・」 同じ絵に、嵯峨野で花を見る女の車がある。もの慣れた童女が萩の花に近寄って折った・・・・  | 
      


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