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芝大神宮は、1005年(寛弘2年)の創建と伝えられ、伊勢神宮の内宮の主祭神・天照大御神と外宮の主祭神・豊受大神(外宮)を祀る社。 源頼朝と徳川家康が相殿神として合祀されている。 創建当初は飯倉山(現在の芝公園)に鎮座していたことから飯倉神明宮とも称された。 1598年(慶長3年)、鎮座地に増上寺が移転したことにより、現在地へ遷座。 鎌倉時代には、源頼朝が信仰して神領を寄進し、自らも参詣して神田を寄進したのだと伝えられている。 南北朝期には足利直義、戦国期には太田道灌が信仰し、豊臣秀吉は奥羽平定の戦勝を祈願し、徳川家康は関ヶ原の戦いや大阪の陣の戦勝を祈願したのだという。 江戸時代には、徳川幕府の庇護を受け、増上寺が隣接していることもあって多くの参拝者が訪れ、「関東のお伊勢さま」として崇敬された。 参道には茶屋や吹き矢などの出店が並び、芝居などの見世物小屋で賑わい、「太々餅」は人気の土産物となり名物となった。 2005年(平成17年)には、「芝大神宮壱千年祭」が斎行されている。 |
『吾妻鏡』によると・・・ 1184年(元暦元年)5月3日、源頼朝は伊勢神宮の内宮に武蔵野国飯倉の御厨を、外宮に安房国東条の御厨を寄付している。 1160年(永暦元年)、前年の平治の乱で平清盛に敗れ、伊豆国流罪となった頼朝は、京都を出る時に伊勢神宮の霊夢をみたのだという。 そのため、伊勢神宮への信仰は他社とは違うものがあったのだとか・・・ |
東京都港区芝大門1−12−7 |
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