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大政所御旅所は、かつて八坂神社(祇園社)の神輿三基のうちの素戔嗚尊(牛頭天王)と八柱御子神の神輿が渡御したという地。 この二基の神輿は大政所と呼ばれ、残りの一基・櫛稲田姫命(頗梨采女)の神輿は少将井と呼ばれていた。 伝承によると・・・ 974年(天延2年)、東洞院高辻に住む秦助正の夢に祇園社の神 が現れ、翌朝、自邸の庭から祇園社まで蜘蛛の糸が続いていたのだとか。 それを奏上された円融天皇は、助正邸を御旅所としたのだという。 1591年(天正19年)、御旅所は豊臣秀吉の命により四条京極に移転したが、その跡地には小祠が建てられている。 |
四条御旅所は、現在の八坂神社の御旅所。 7月17日の祇園祭前祭では、山鉾巡行によって神の通る道が清められ、八坂神社を出御した三基の神輿が奉安される。 八坂神社の神輿は、中央の六角が素戔嗚尊・右の四角が后の櫛稲田姫命・左の八角が八柱御子神(素戔嗚尊と櫛稲田姫命の八人の子)。 |
櫛稲田姫命の神輿は、かつてあった少将井に渡御していたのだという。 少将井御旅所は、1591年(天正19年)、大政所御旅所と統合され四条京極に移転。 跡地には天王社が置かれていたが、1877年(明治10年)に京都御苑の宗像神社に遷された。 |
御手洗井は、御旅所社務だった藤井助正の屋敷があった場所にある井戸。 大政所御旅所と少将井御旅所の中間地点にある。 |
京都市中京区烏丸仏光寺下る東側大政所町 地下鉄烏丸線「四条」駅から徒歩3分 阪急京都線「烏丸」駅から徒歩6分 |
祇園祭は、869年(貞観11年)から続く八坂神社の祭礼。 |
京都市東山区祇園町北側625 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分 阪急電鉄「京都河原町」駅より徒歩約8分 JR京都駅から市内循環バス 「祇園」下車すぐ。 |
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