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長刀鉾は、「生稚児」(いきちご)を乗せる唯一の鉾。 稚児に選ばれるのは8〜10才ぐらいの男子。 稚児は八坂神社の神の使いとされ、祭の期間中は長刀鉾町と養子縁組をして、お供をする2人の禿(かむろ)とともに山鉾巡行の特別な役割を担います。 中でも、「しめ縄切り」は山鉾巡行の見どころの一つ。 「しめ縄切り」は、四条通に張られた「しめ縄」を真剣を振り下ろして一刀両断にし、神域に入る道を開き、山鉾巡行の開始を告げる行事。 神域に入った鉾は、四条御旅所の前で止まり、御霊会の儀式を行い、稚児が舞って、八坂神社を遥拝します。 |
稚児の衣裳は、神に仕える装束の一つ。 神の使いである稚児は地上を歩くことはありません。 鉾に昇るときも屈強な強力(ごうりき)が稚児を肩にして行われます。 巡行を終え、鉾から降りた稚児と禿は八坂神社へ向かい、神の使いとしての位を返上して普通の少年に戻ります。 |
「祇園祭」は、7月1日から1ヵ月にわたって行われる八坂神社の祭礼。 7月1日の「吉符入」からはじまり、31日の八坂神社境内摂社・疫神社の「夏越祭」で幕を閉じます。 上賀茂神社と下鴨神社の葵祭 ・ 平安神宮の時代祭とともに京都三大祭の一つ。 |
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