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銭洗弁財天宇賀福神社の奥宮(洞窟内)の湧き水は「銭洗水」と呼ばれ、鎌倉五名水の一つ。 1685年(貞享2年)に徳川光圀が編纂させた『新編鎌倉志』には・・・ 「隠里の巌窟の中にあり。福神銭を洗と云う。鎌倉五水の一也」 と紹介され、 1841年(天保12年)に成立した『新編相模国風土記稿』には・・・ 「扇ガ谷村の西方佐助谷にある大岩窟を云ふ。 往古夜中に人語の響あり。 聞くに悉く吉事のみを語りしと云ふ。 又窟中に銭洗井と云ふあり、福神此の水にて銭を洗ふと云伝ふ。 鎌倉五水の一なり」 と紹介されている。 |
五代執権北条時頼は、巳成金(みなるかね)の日に参拝することを推奨(北条時頼の銭洗い)。 巳成金の日は、60日に一度巡ってくる「己巳の日」(つちのとみのひ)=弁財天の縁日。 |
いつのころからか、霊水で銭を洗うと数倍になるという信仰が生まれ、弁財天と関係の深い巳の日は賑わう。 特に己巳日は参詣者が多い。 洗った銭は持っているのではなく使うことによって「数倍になって返ってくる」のだとか。 |
鎌倉五名水 鎌倉五名水MAP |
銭洗い弁財天 (六波羅蜜寺) |
白蛇辨財天 (蛇窪神社) |
京都の六波羅蜜寺の銭洗い弁財天では、 洗い清めた銭は貯えておく。 東京品川の蛇窪神社の境内社・白蛇辨財天の銭洗いは、白蛇種銭と自分の銭を一緒に洗い、白蛇種銭を自宅に保管しておくというもの。 |
鎌倉市佐助2−25−16 0467(25)1081 鎌倉駅西口から徒歩20分 |
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