鎌倉手帳(寺社散策)

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有 鹿 神 社
延喜式内相模十三社


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有鹿神社


 有鹿神社(あるか)は、海老名市上郷に鎮座する本宮・奥宮・中宮からなる相模国の最古級の神社(本宮は相模原市)。相模国の五之宮ともいわれている。

 「有鹿」(あるか)の語源は水。奥宮がある有鹿谷(あるかやと)は鳩川の水源で、鳩川沿いに海老名の台地が形成されていった。

 有鹿神社は、農耕の豊饒と安全を祈る「水引祭」の起こりで創建されたのだという。

 しかし、1333年(元弘3年)の新田義貞による鎌倉攻めでは、社殿を喪失、1438年(永享10年)の永享の乱では、足利持氏が有鹿神社近くの宝樹寺に本陣を構え敗走したことから、その兵火によって衰微してしまった。

 江戸時代に入って、海老名郷の領主高木主水の内室によって社殿が再建されている(1622年(元和8年))。


祭神

大日靈貴命
(おおひるめむちのみこと)


 相模国の五之宮を平塚八幡宮とする説もあるが定かではない。










有鹿天神社
有鹿天神社


諏訪社他
諏訪社・日枝社・
稲荷社





延喜式とは・・・

 927年(延長5年)、醍醐天皇の時代に編纂され、967年(康保4年)、冷泉天皇の時代に施行された法典。

 藤原時平が編纂に着手したのが905年(延喜5年)であったことから「延喜式」と呼ばれている。

 延喜式は五十巻から成り、巻一から巻十までが神祇・祭祇に関する規定で、巻九と巻十が神名帳となり、ここに登載されている神社を「延喜式内社」と呼んでいる。



鐘楼
鐘楼


リンクボタン延喜式内相模十三社





総持院
総持院

 総持院は、有鹿神社の別当寺。

 754年(天平勝宝6年)の創建という。

 本堂前の燈籠は、奈良東大寺大仏殿前の金堂八角燈籠を模したもの。









有鹿神社
有鹿神社

神奈川県海老名市上郷1−4−41

小田急小田原線「厚木」駅から徒歩15分



相模十三社MAP
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