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大雄宝殿は萬福寺の本堂。 1668年(寛文8年)建立(国宝)。 本尊は釈迦如来坐像(脇侍は迦葉と阿難)。 左右には十八羅漢が安置され、背後には開山隠元隆琦の像が置かれている。 上層の額「大雄寶殿」は隠元の筆。 下層の額「萬徳尊」は法席を継いだ木庵性瑫の筆。 本堂内の須弥壇の上の額「真空」は明治天皇の宸筆。 |
萬福寺の釈迦三尊像の脇侍は迦葉尊者・阿難尊者。 釈迦三尊像は、釈迦を中心として脇侍に二菩薩を配した仏像で文殊・普賢の二菩薩が配されることが多いが、禅宗寺院では菩薩ではなく羅漢を配することがある。 古い形式では、法隆寺の金堂や興福寺の中金堂の釈迦三尊像のように薬王菩薩像と薬上菩薩像が置かれている。 |
十六羅漢に慶友尊者と賓頭蘆尊者を加えたもの明代寺院の形式を受け継いでいる。 陸奥国白河藩主・本多忠平の寄進。 明の仏師・范道生の作。 |
萬福寺開山の隠元隆琦は、日本における「煎茶道の祖」ともいわれ、普茶料理、隠元豆、西瓜、蓮根、孟宗竹(タケノコ)・木魚なども隠元が日本にもらたしたもの。 |
萬福寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山。 1661年(寛文元年)の開創。 伽藍配置は中国明朝様式を取り入れたもので、創建当初の姿を今に伝えている。 |
京都府宇治市五ヶ庄三番割34 JR奈良線「黄檗」下車 徒歩5分 京阪宇治線「黄檗」駅下車 徒歩5分 |
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